Vol.178
『快適な“刺激とやすらぎのバランス”とは?』
先日、ベトナムにセミナーおよび
視察で仲間と訪れたときのことです。
セミナーには、ベトナムで起業した社長や
日本語が使えるベトナム人などが
参加されるわけですが、
当然ながらほとんどの方が
わたしを知りません。
また、慣れない状況では
何かしらのハプニングが付き物で、
今回も参加者への告知ミスで
セミナー会場が間違っていて、
同行者を引き連れて
別会場に移動して行うなど、
刺激に満ちたスタートでした。
そんな緊張感のある環境で
これまで、4回
セミナーをやってきたことを指して、
同行者の一人がユニークな質問を
してくれました。
「和仁さんは、
わざわざアウェーの環境を
自ら求めなくても、国内の基盤が
出来上がっている中でやれば
ラクで得られる成果も確実なのに、
なぜあえてチャレンジするんですか?」
たしかにこのセミナーは正直、
過去3回は儲かるどころか
費用持ち出しです。
それでも継続的に行うのには、
理由があります。
それも、
論理的な理由と感覚的な理由の2つ、
あるんですね。
論理的な理由とは、
● 数年後にベトナムでのビジネス展開が
収益化するタイミングを見据えて、
前もってキーパーソンや
参加者との関係性を構築して、
時期がきたらすぐ行動できるよう
“仕込み”のため。
● 1年前のやり方が通用しない程
成長著しいベトナムを
定点観測的に訪れることで、
島国意識から脱却し、
発想の枠を広げ、
思考をバージョンアップできるため。
● 同行メンバーとの懇親を深め、
彼らの人生に、インパクトを
与えるきっかけを提供するため。
など、その他いろいろあります。
一方で感覚的な理由とは、
わたしが自分が快適と感じる
「刺激とやすらぎのバランス」に
常に意識を向けているからです。
わたしは性格上、
基本的にやすらぎを重視します。
それは安定と言い換えても
いいかも知れません。
しかし、
安定し過ぎると退屈になり、
苦痛になります。
すると刺激が欲しい。
この刺激とやすらぎのバランスが
最適なときに、わたしは幸せ感を味わえていて、
その割合は、人生のタイミング
(成長期と停滞期では異なる)
にもよりますが、
わたしの場合、だいたい
刺激:やすらぎ=4:6くらいが
ちょうどいいみたいです。
もし、
幸せ感が足りないと感じていたら、
そのバランスに
意識を向けてみるのも
一案かもしれませんね。
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