こんにちは。
トランサージュの瀧口です。
今日もこちらのブログをご覧いただきありがとうございます。
海外の有名ブランドで、日本の中小繊維メーカーが生産する先駆的な生地が人気だ、と新聞記事で紹介されています。
硬いイメージがあるオーガンジーの生地を、髪の毛の5分の1の細さの糸で織ると、手に乗せても持っていないかのように軽く、つやつやと光を放ち、柔らかいそうです。
これに限らず、錦糸に様々な色をつけたシルク生地やポリエステルで作ったウールといった高機能の素材に、ヴィトンやエルメスなどヨーロッパやアメリカのバイヤーなどから賞賛の声が上がっているそうです。
高機能の生地に眼を向け発注をするのは海外メーカーばかりで「極めた技術を認めてくれるのは欧州の高級ブランドばかりだった」とその素材の生産をする経営者は語っています。
記事では”アップルがiPhone開発で日本の電子部品や切削技術を採用したのとどこか似ている・・・”と結んでいます。
いまアパレルはファストファッションを除くと全体的な不況が続いています。流通の売り上げ不振も、アパレルの売り上げの伸び悩みが一つの原因です。
とすれば、アパレルの素材生産業界は今後隆盛しても、アパレルメーカーは海外の人気メゾンなどのさらなる成長を横目に、衰退を続けてゆくということなのでしょうか。
サンヨーの不調は、主な収入源だったバーバリー・ブランドを失ったことが大きいと言われますが、代わりになる海外ブランドを探して育てるという方法ではなく、国内の高機能素材に眼をつけて自社で新製品開発を行うという手段を模索する方法も残されているということなのではないでしょうか。
先日あるアパレル系会社から製品の新発売に関する相談を受けましたが、この会社でなほとんど市場を観察せずに「良いものを作れば売れる」、つまりプロダクト・アウト的に進めようとしているのがよく分かりました。
日本の会社では業種に関係なく「独りよがり」のケースが多いように思います。
どういうことかと言えば、
うちは老舗・・・大手・・・有名・・・だから消費者はついてくる。
消費者が望んでいるものはブランドだ・・・機能だ・・・ファッション性だ・・・
と自らの「勘」と「前例」だけに頼って進めるケースが多いように思います。
高機能素材を眼の前にした時、海外アパレルのバイヤーがそこに感じたのは、自分たちが作り上げたい商品に対するその生地の貢献度であり、その生地を使うことによって顧客に提供できる新しい価値なのだと思います。
漠然と「新しいもの」を追い求めるのではなく、顧客に親しまれる新しい価値を提供するための具体的なイメージを持っているから、新しい技術に触れた時に化学反応が起きるのではないでしょうか。
日本は技術の国だ、とよく言われますが、同時に「自らで新しい発明をする、創造性が乏しい」と言われることもしばしばです。
特に後者に関しては、素直に顧客や第三者の新しい考えや提案などを聞く姿勢が生まれない限り、道のりは遠いように感じます。
いつも前例や仲間ばかりを尊重する永遠の「村社会」には、永遠の孤立が相応しいのだ、と、そんな印象です。
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