その日は妻が熱を出して朝から寝ていました。
適当に夕食を食べて夜9時過ぎになると、台所の食器の山が気にかかるようになって来ました。
(普段は妻が専任で食器洗いを担当)「熱があるのに食器を洗わせる訳にいかない。

 

            

そうするとオレがやるしかないと・・・」もう少し、もう少しと時間を稼いで、
ようやく食器を洗う気持ちに気がのぼりつめたので、「よっし!洗うぞ!」と心で思い、
立ち上がりかけたところ、隣で一緒にテレビを見ていた二男(その当時小学6年生)が
私よりも先に「よっしゃ、いっちょう洗うか」と言って、台所で食器を洗い始めました。


思わず妻と顔を見合わせてしまいました。
普段より長い1時間近くに及ぶガチャガチャと言う食器を洗う音を隣の部屋で聞いていました。


末っ子だけに、いつまでも子供子供と思っていたのに、父親も当てにせず、
自分が食器を洗わなければならないと考えた気持ちを考えると、
涙が出るほど感激しました。
いつまでも忘れられない思い出です。