平野 花奈 ・ 上川 仁 

桐原 杏奈 ・ 平井 貴之

 

このメンバーで今年の多忙なツアーシーズンを乗り切った。

 

 朝の9:30にCape York Adbentureが来る。

多い時は25名のお客が1時間の滞在で

買い物をし、Tea・Coffee

 10:30に島を離れてくれる。

急ぎ片づけ、ツアー客用の食事の準備に入る。

 

 

 

 

 花奈は言葉は悪いが、やりたがり屋である。

何でもかんでも「私がやります」と言う。

 

任せている販売のことだけでも、相当のやることがあるのに

その上花奈しかできないことも多いのに、

「振り分けなければならない」と

 

花奈を説得した。

 

 そうして、各自の受け持つ場所が決まった。

 

 

 

上川君がセイゴプリンを作る。

いくら練習しても失敗を連続する人がいる。

微妙な難しさがあるのである。

我が家では、代々受け継がれてきた。

 

花奈が「相棒」と呼ぶ上川君に数回作って見せた。

すると第一回目から花奈のOKが出た。

 

 

 

 

ただ、OKを出したやりたがりの花奈は

残念そうだった。

 

 

 

 

 杏奈さんは。スーパーバイザーの役目を果たしてくれた。

 

ツアー前日に人数確認などをするのだが

急に人数が増えたり、減ったりする。

また、食事のアレルギー対応などもあるが

その都度、機転を利かせ助けてくれた。

 

それが

 

杏奈姉さん” 

 

とみんなに呼ばれ、

一目を置かれる所以であった。

 

 

島の食生活には、刺身が付き物である。

 

魚を刺身用の節にし、準備して

 

  「出番ですよ~」 と

 

声を掛けると楽しそうに刺身を引いてくれる。

 

それも盛り付けが美しいので完全に任せていた。

短期間でよくも上達するものである。

 

 

 平井君、30歳。

金曜島のみんなにお祝いされ、9月24日誕生日だった。

穏やかな平井君であるが、植物を育て

ヒヨコを手なづけ、島の生活を楽しんでいる。

 

水に入ると生き返る、平井君である。

 

 

ふとした時に30男の頑張りを見せてくれる。

 

 

杏奈姉さんは9月8日に島を離れ、

10月1日上川君が花奈に見送られ、

 

相棒は解散した。

 

 

平井君が代々のセイゴプリンを受け継いだ。

30男はやることが増え、それを楽しんでこなしている。

 

 

今年もよい連中に恵まれてほっと一息できた。

このチームで一番楽しんだのは、

私自身かもしれない。

 

ありがとう!

またいつでも帰ってきてください。

 

 

 

 

 

 

高見