許されぬ愛に下された罰[第1話]
※ネタは新・いきなり次回予告 と言うサイトから拾って来た物です
※元は別の作品として作ったオリジナル物をFF11にアレンジした物です
※FF11の設定を使っていますが、一部オリジナルが入ってます
※登場人物はヴァナに居る同名さんとは無関係です
※…なので色々無理がある仕様ですが、黙殺して下さい
※実在する人をモデルにしたり、してなかったりしますが、
誰だか分かっても気付かなかったフリをして下さい^^
そんな2人の仲を引き裂こうとホークアイの魔の手が襲いかかる。
感動の最終回「許されぬ愛に下された罰」お楽しみに!
登場人物
(良い所で邪魔をする役)ホークアイ【ガルカ】
(ベアードに怪しげな事をする役)クラウディオ【エルヴァーン♂】
(クラウディオに怪しげな事をされる役)ベアード【ヒューム♂】
この話が始まる前に、書いておかねばならぬ事があーる。
たぶんそれなりに重要なので、読み飛ばさない様に…
読み飛ばしても…
まぁ、良い事ぁ良いけどね!
AHAHAHAHA!(何
この話の登場人物は全員男であーる。
上を見りゃ分かりますね( ̄▽ ̄)
つまり…タイトルからして、かなり怪しい。
でもね、当ブログには18禁コンテンツ等の閲覧制限モノを置く気が無いんです。
いやぁ、ぶっちゃけ置いても良いけど、運営上ちょっと困る、私が(゚д゚)
と言う訳で、こんなにも怪しさ全開のクセに、何と18禁ではないのであーる。
微妙に15禁ぐらいにしても良いかも知れんけど、一応全年齢対象って事でwww
なので、カゲキな内容を期待してクリックされた方、今すぐその期待は丸めてゴミ箱に捨てちゃいなさい(゚д゚)
そしてもう1つ。
18禁では無くても、男しか出て来ないなら、タイトル的にボーイズラブ(以下:BL)でしょ?と思われるでしょう。
そう思ってくれるのは大いに結構。むしろ喜ばしい(ぇ
が、ここまで素敵な条件が揃って(?)いるにもかかわらず!
この話は18禁でもなければ、BLでもないのです。
じゃあ、何だよ?ってツッコミを入れてくれる、そこの素敵なアナタの為に言いましょう。
この話は…最終的には「ギャグ」です。「コメディー」です。ただの「ネタ」です。
でも、途中までは怪しさ全開ですので、お好きな方だけこの先へお進み下さいw
「はぁ、はぁ、はぁ…」
ベアードは、自身の荒い呼吸が4畳程度の小さな応接間で妙に大きく聞こえるのを感じていた。
中央にテーブルとソファーが対になって置いてあるだけの簡素な部屋。
ベアードは今年15歳になったばかりのヒューム族の少年。
くせっ毛の柔らかい髪を無造作に肩まで伸ばしていて、目がクリッとしているせいで年下の少女に間違われる事もしばしばだ。
しかし、顔は童顔で少女のように見えたとしても、これでもモンクとして幼少より修行を積んで来た身。
同じヒューム族から見ても小さな150センチ程度の体には、しっかりと筋肉が付いていた。
故に、見た目でナメられてケンカを売られても、いつも勝利して来た。
そんな彼だが、今、とてもとても危機に瀕していた。
まさに瀕死の状態で、この応接間にどうにかこうにか逃げ込んだのだ。
いつもならすぐに穏やかに戻る息遣いは、極度の緊張の為かまだ荒いままだ。
「―痛っ!」
と小さく呻いて顔を歪め、左手首を右手でそっと押さえる。
指の隙間から覗いた左手首は赤くなっていた。
遠目にも炎症を起こして腫れてる様が分かる程。
(クラウディオの奴っ!痛くないって言ったクセに…
クラウディオのせいでこんなに腫れちゃったじゃん!
力強すぎんだよ、くっそぅエルヴァーンめ!)
口には出さず心の中で、同じ道場で修業を積んだエルヴァーン族の兄弟子クラウディオへ文句を垂れる。
声に出すと本人に聞こえてしまうと思ったからだ。
この応接間のドアの向こうの、ベアードにとっては禍々しくも感じられる気配…
それは、そのクラウディオが発する気配だ。
と、その気配がふいに消えた。
ベアードは焦った。
気付かれた…!
ベアードは必死に隠れる場所を探すが、こんな狭い空間で隠れる事が出来る場所等あるはずも無く…
無情にもドアは開かれる。ゆっくりともったいぶる様に…
そのドアの向こうには1人のガッチリとした、いかにもモンクですと言った引き締まった体付きのエルヴァーン族の男性が。
クラウディオだ。
やや癖の付いた長めの前髪を左手でかき上げながら溜め息混じりに、応接間の壁にへばり付いているベアードをすぅーっと目を細めて見据える。
クラウディオはエルヴァーンにしては珍しい青みがかった黒髪を、戦闘で邪魔にならないようにうなじで刈上げている。
瞳の色も、ブラウン系が多いエルヴァーンには珍しい色素の薄い黄金色をしていた。
背はエルヴァーンにしては少し低い方かも知れない。
年は二十歳を少し過ぎたぐらい。
クラウディオがニヤリと口の端を持ち上げた。
それを見て、「うっ」とベアードが小さく呻く。
「見ぃ付ぅけたぁ~w」
クラウディオがやけに低い声のまま猫撫で声で言う。
そして、後ろ手でドアをキッチリ閉め、壁にへばり付いたまま硬直しているベアードの元へゆっくりと近付いて行く。
「く…来るなよっ!」
気丈にも大声でクラウディオを追い返そうと試みるベアード。
しかし、相手は無反応。
何やら恍惚とした表情を湛えながら、なおも近付いて来る敵に対して、ベアードにはもう逃げるしか選択肢が無かった。
反撃する事も一瞬考えた事は考えたが、リスクが大き過ぎた。
ただでさえ、左手首を負傷しているのだ。
クラウディオは優秀なシーフであり、更には肉弾戦の得意なモンクとしての修行も積んでいるのだ。
とても、勝てそうにない。
ベアードは必死にクラウディオの隙を探る。
しかし、残酷な事に相手は一分の隙も見せはしなかった。
―微妙な所で、続く―