ラジオ体操に行ってきました。今日は今夏最後の真夏日になると騒がれていますが、朝はまだそれほど暑くはありません。秋の気配を感じる空でした。

 

まだ50代か60代の頃、「ジムに行ったら高齢者ばかり。そんなに長生きをしたいのか?運動しすぎて倒れてしまう人もいる」という意地悪な意見があり、それを他人事として聞いていました。

 

今、自分が高齢者になると、ジムで運動する人やラジオ体操をする人の気持ちがよくわかります。

 

「他人に迷惑を掛けたくないから、運動をして健康管理をしている」という理由を挙げる人は多いと思いますが、それだけでは怠け者の私は何もしないと思います。

 

私の考えでは、年をとると体が運動を要求するのだと思います。だって、子供はどんな格好で寝ても、目覚めて腰が痛い、なんてことはありませんが、今の私は目覚めると腰回りが固くなっています。それをほぐしたくなって、寝たまま、体を捩じったり、脚を上げたり手を伸ばしたりします。

 

それが気持ちいいんです。つまり、体が運動を求めているんです。「長生きしたい」「他人に面倒を掛けたくない」からではなく、自分の体が求めているんです。

 

ラジオ体操をすると体が気持ち良くなるから、だから、私はラジオ体操に行けるようになったんだな、と思います。つまり、「正式な高齢者」に仲間入りしたんですね。(笑)

 

私もいつまで動けるのかはわかりませんが、今、体が求めることができることを有難く思い、満喫しようと思います。

 

そして、もし体が動けなくなった時には、その時点でまた新しい気付きがあるだろうと思います。人生、何歳になっても初体験の連続だなと思います。