今日は予定の無い日。朝から寒さを覚えましたが、家事を素早く済ませました。

 

実は今日から読書をしようと考えていました。昨年12月16日に学生時代の寮生4人が集まった時に借りた本をまだ読んでいないのです。

 

この本は、その時参加していた友人の一人が作った本です。彼女のご主人が73歳で亡くなられた後、彼女はサラリーマンだったご主人が定年後書きためていた小説を製本したのです。それを先ず私が借りて、次の方に回すことになっているのです。

 

「松平家の妻」というタイトルの時代物です。早く読み終えて次の方に回さなくてはと思いつつ、クリスマスやお正月のことで気持ちが集中できず、まだ手元にあるのです。

 

本を開くと、まっさらな紙に美しく並んでいる文字。友人曰く、ご主人は優しくて、楽しくて、絵も上手で、「一家に一人欲しい」ほど器用な人で、頼りになり、何より、2人で本当に幸せに暮らしてきたそうです。末期がんの治療を拒み、自宅でたくさん彼女と話をしながらすごし、ギリギリまでトイレにも自分で行けていたし、彼女が困らないように亡きあとのことも手配して、亡くなられたそうです。

 

そんなご主人らしく、小説は進展しながらも歴史的な言葉や習慣などの丁寧な説明があります。読んでいて非常に理解しやすい親切な書き方です。文章はきれいで、女性が書いたような優しさを感じます。

 

でも、記述が詳しいだけに、登場人物の系図や上下関係などが複雑です。メモを取りながらでないと、私の頭ではそれらの相関関係を覚えることができません。じっくり読みたいと思い、なかなか読み始められなかったのです。

 

今日はまだ読み終えることができませんでしたが、これからどうなるのか気になります。明日までには読み終えられると思います。