今朝ベッドの中で、ニック式英会話のメルマガを開いたら、「日本人が英語を話せない3つの理由」というタイトルの動画があったので、見ることに。
 
ニック先生の素晴らしいところは、英語に関する日本人の悩みがよくわかっていて、どうして悩むのかを的確に教えてくれるところ。また、それを解りやすい日本語で説明してくれるところ。その日本語での説明が少しもブレずに、沢山の短い動画の中で繰り返されることも、信頼を置ける要素の一つになっている。
 
今日も、その説明が分かりやすく、的を得ていて、本当に感心してしまった。
 
日本人が英語を話せない理由 その1。
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「ピアノの楽譜をたくさん見て、理論を勉強しても、ピアノを弾く練習をしないと弾ける様にはならない」のと同じで、英語も文法を勉強したり、聴いたりするだけでは話せるようにはならないということ。たくさん口に出して練習して、脳から口までの神経回路を作ること。
 
その2。
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彼が日本語を勉強した時の話。
 
「行きたくなければ、行かなくてもいい」という文章の作り方。
 
先ず、「行く」から「行きたくなければ」までたどり着く方法。
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「行く」から「行かなくてもいい」までたどり着く方法。
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こんなことをしていると会話は成り立たない。そこで彼は言葉の塊として覚えることにしたそう。
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英語もこのように塊で覚えておく。その塊の言葉を別な言葉に置き換えて、使い方に慣れること。会話の途中ではあれこれ迷う時間がないから。
 
その3。

受験英語は生徒を選別するためのものだし、入学後は論文も読む力が必要なので、難しいからと言って、批判したいわけではない。でも、英会話にもその難しい理論を取り入れる必要はない。会話の80%はシンプルで簡単な英語で成り立っているのだから。
 
つまり、こうなる。
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お勧めは単語を塊で覚え、習った文章は言葉を置き換えて、声に出して練習すること。独り言もお勧めとか。
 
実は今日、ネットの記事で、コロナで会話が減り、声が出にくくなった人が増えてきたと読んだばかり。本の音読や独り言などを奨励していた。もともと私は滑舌が悪く、音声入力すると、違う文字が出てきたりする。そうか、しばらく独り言は一挙両得になるのかもしれない。
 
ニック先生の説明を聞いていると、昔々私が英語を始めたばかりで、言葉に関する感受性もまだ鋭くて、英語のいろいろな発見が新鮮だった頃を思い出す。

ニック先生も日本語を始めた頃はいろいろな発見をされたことと思うが、いまでもその新鮮さを失わずに、生徒の気持ちの理解に役立てているところが伝わってくる。
 
仕事をリタイア後2年間英会話学校に通っていた時、ある人に「え、今から習ってどうするの?」と言われたことがあったが(笑)、今の私には楽しい遊びの一つである。
 

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