待てば海路の日和あり、とはこのことか!
 
昨日、英会話学校に行くと、突然クラス替えの通知があった。
 
これまで、Tさんと2人だったクラスが4人になり、先生は校長のF先生に替わり、教室も広い部屋になった。
 
4人より2人で教わる方がいいんじゃないかって?OH!NO! NO! NO! 
 
incredible!
marvelous!
fantastic!
excellent!
splended!
great!

 

私の乏しい単語力でも、すぐにこれだけ出てくるほどの喜ばしいクラス替え。というのは、私は今の教師の教え方が好きになれず、悩んでいたのである。

 

何が嫌かというと、教えることに熱意がないのだ。何の準備もせずにクラスに来ているのがわかる。例えば、テキストの空欄を埋める問題は、彼女が全部読音読し、空欄の部分だけ私たちが答える。テキストも私たちに黙読させ、「何かわからないところは?」と訊く。その時、彼女はテキストに初めて目を通しているのだ。

 
会話学校で黙読はあり?文法だったら、大人なんだから自分でも勉強できる。読めるけど喋れないから学校に通っているのに、こんな教え方ってある?
 
来日してすぐに仕事を始めたのでは、授業の準備の時間もないのかもしれないが、半年も過ぎた今では、彼女の性格のルーズさも感じる。
 
こんな調子なので、テキストはどんどん進む。そして、余った時間は雑談、雑談。私達に質問して話させようとはしてくれるのだけど、結局、教育的な目的のない雑談は、英語の達者(←当たり前だけど)な彼女の日頃の愚痴や感想を聞かされることになる。
 
悪い人ではないけれど、私にとっては魅力のない授業となった。一時は、レベルを下げて、ほかのクラスに移らせてもらおうか、とか、いっそ別の英会話学校に行こうかと悩んだ時期もあった。
 
しかし、30歳前後の背が低くて肥満体のこのお嬢さんは、私の末娘よりも若いのである。南アフリカの出身で、中国で英語を3年間教えたあと、この春にこの学校の職を得て日本にやってきた。
 
雑談が多いのでいろいろ彼女の事を知ることになったのだが、来日して1~2週間位でもう、私のクラスを持っていて、月曜日から土曜日まで、結構授業数を持っている。そうしないと暮らして行けないのだろう。中国語ができるので、台湾人と部屋をシェアして暮らしているそうだが、日本語はまだ話せず、ビッグカメラでも中国語で店員と話しているとか。
 
言葉もわからない外国で自立して暮らすのは大変だと思うが、まして語学学校の教師のお給料では、中国と違って物価の高い東京の生活は経済的にも大変じゃないかと思う。
 
授業中の強気な態度と、学校側の職員にチラリとみせる不安げな表情が交錯する若い彼女。娘を持つ身の私としては、異国で一人で生きている彼女が健気に見え、守ってあげたい気持ちにもなる。
 
なので、私が学校に不満を言って彼女の評価が落ちては、彼女の生命線にかかわる気がして、結局「まあ英語が聞けるだけでもいいということにしよう」と、覚悟を決めて最近はイライラするのをやめていた。ちなみに、彼女の英語はきれい(だと思う)で、声も良く通るので、ヒアリングの練習にはなるのである。
 
そんなところにこのクラス替え!本当に驚いた。しかも、先生が、何時かは習ってみたいなと思っていた校長先生! 授業の無い時には受付の人の横に座って(←そこが彼の座席なんだけど)、いつも誰彼となく話しかけているが、声は大きいわ、自分の冗談に自分でウケて大笑いするわ、で、メチャクチャ面白い人。
 
早速の授業は、すごく楽しかった。4人のメンバーも皆それぞれのカラーがあり、語学力があり、もしかしたら、海外に語学留学をしたらこんな感じの授業なのかなと思ったりした。教師により、授業ってこんなに変わるんだと改めて思った。
 
4人の紹介は次回また。今日はこれから社交ダンスのサークル。今日からタンゴとか。ステップの方はもう覚えたと思うけど、久しぶりなのでおどれるかどうか?頑張ってきます。

 

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