昨日は主人が亡くなって30年目の日だった。

 

ルイ君の始業式、スクールバスまでのお迎え、私の美容院と予定があって、美容院に行った帰り道、ようやくそのことを思い出したという不人情な妻である。これまで、忘れるということはなかったのに、気の緩みかな。娘たちに連絡するとちゃんと覚えていた。

 

慌ててお花を買って帰り、仏壇に飾ったら、夕ご飯の準備に追われ、あっという間の一日だった。命日に昔を思い出して語り合うのもいいけれど、思い出す時間もないほど日常が生き生きしているというのも、主人は喜んでくれているのではないかと勝手に理屈をつける私。

 

今日はお婿さんの従妹が友達と日本に旅行に来る。娘は渋谷まで迎えに行き、ホテルに案内した後、再度明治神宮で待ち合わせ、学校の終わったルイ君もつれて、みんなでお詣りすることになっている。

 

主人が留学先にフランスを選ばなかったら、長女はフランス語を専攻しなかったかもしれないし、留学もしなかったかもしれないし、フランス人との結婚もなかったかもしれないし、ルイ君の誕生もなかったかもしれない。43歳の若さで亡くなった主人だけど、家族にはちゃんとその存在感が続いてきたように思う。

 

親兄姉が大好きで、身びいきで、友達を家に呼ぶのが大好きだった主人。きっと今の私の賑やかな生活を応援してくれていると思う。まあ、だから、命日を忘れていても許してね。

 

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