昨年の3月2日、長女とルイ君は小学校入学準備のため、パパより一足早く、我が家に到着。あれからちょうど1年が過ぎたことになる。

 

2月初めから自宅の水廻りの改修工事、荷物を整理して、娘たちのために一部屋空けて、3月に同居開始、ルイ君の小学校入学の用意をして、4月の入学式に合わせてお婿さんの1か月の東京滞在。

 

7月末から私の退職前の有給休暇開始、8月の夏休みにお婿さんが1ヶ月滞在、9月10日に私の退職、11月に同居していた次女が一人暮らし開始。

 

12月20日からはお婿さんが来て、長女の誕生日、クリスマス、お正月を一緒に祝い、1月末にパリに帰るという、盛りだくさんな一年だったな。

 

そして、一番肝心のルイ君は、この一年で日本の生活にも慣れ、日本語も理解できるようになり、背も伸び、嬉しいことにいろんな方面で成長をしている。発語がないことに加え、理解力にも遅れのあるルイ君だけど、最近の私はルイ君とはなんの不便も感じず、お互いに対話ができていると感じている。

 

ルイ君にはっきりした意志が出てきている。欲しいものは指さし、違うと表情や目線でわかる。「こっちに来て」は体を押されたり、腕を取られたりしてわかるし、違う方に行こうとすると、手でストップをかける。

 

私が娘と話をしていると、やめさせたくて、私の頬に手を当てて、顔をクイっと自分の方に向ける。夕食後は、私がまだ食べているうちから、遊ぼうと誘いに来る。ベッドに私を座らせ、自分はトランポリンよろしく、私の廻りを飛び跳ねるのだ。

 

しかし、「マミィはまだ食べているから、ちょっと待ちなさい」と言われるのがわかっているので、最近は私の顔をニコッと見ながら、私の持っているお箸を一本づつ、そーっと押し出して、私に「ごちそうさま」をさせようとする。

 

自分が褒められていることが分かるとニコニコするし、悪いことを言われていると思うと泣いて騒ぎ出す。なんでも良くわかっていて、プライドが高い。

 

ルイ君は、可愛い顔立ちの子で、表情もしっかりしていて、外見は健常な子供と少しも変わらない。ふざけるのが大好きで、カーテンの陰に隠れて喜んだり、手を出して、私に叩かせようとしてはサッとかわし、大喜びして、手の位置をどんどん移動させたり、私にまとわりついてはお腹や足をくすぐられまいと大笑いしながら転げまわったり、この明るい表情こそ、私がルイ君に一番望むものだ。

 

まだ、年齢よりは幼稚だけれど、学校では社会生活に慣れ、家では勉強を少しづつして、体操教室では体の使い方を習い、音楽教室ではドラムを習って、リズム感を身に付け、少しづつ成長してほしい。

 

今日は鯖寿司を初めて作ってみた。といっても、しめ鯖は出来合いのものを使ったので、酢飯を炊いて、形を作っただけだけど。会社帰りの次女も呼んだので(三女に電話したらもう鎌倉に帰っていた)、足りない分はアナゴ寿司とし、温野菜のバーニャカウダーで野菜たっぷりに。こうやって見ると、なんて安そうなメニュー・・・(笑)。

 

 

新たな一年に向かって、ワインで乾杯!