オオオツさんは、「いまどきの子は」という言葉を使わない
アラフォーはすごく使うし、ちょっと前まで「いまどきの子」だったくせに、そして今も十分常識がないくせに、アラサーも使う
今日は退職の挨拶をした人が何人かいた
外出していたアラフォーは、そのうちの一人に会いそびれてしまい、とても残念がり、プラス不機嫌になった
「写真があるわよ～
見る
」
と、オオオツさんが見せてあげていた
「みんなで撮ったんですね～ いい写真ですね～」
何枚か撮ったので、スクロールしながら見ているアラフォー
「・・・オオオツさん、写ってます」
「私が撮ったんだから写ってないわよ～」
「え・・・
こんなに何枚も撮って、誰も『代わりますから入ってください』って言わなかったんですか
」
そこで、写真に写っていて、そばにいた者たちは誰一人残らずハッとした
「えーーーっ OOさん(退職した人)と一緒に働いたことすらほとんどない人たち（つまり新人～2年目あたりまでを指しているらしい）すら写ってるのに、なんでオオオツさんが写ってないんですかーーーっ
」
わざと大声で言うアラフォー
でも、アラフォーのいうことは、(今日は)ごもっともだ
みんな小さくなった
オオオツさんは、
「いいのよ～ 別に 写真に写っていなくたって
私はOOさんと撮った写真他にあるし～
」
と言っているが、アラフォーの周りへの攻撃は止まらず
「ったく、いまどきの子は、ほんっと気が利かないわねっ」
と怒りまくっていた
「OOさん（アラフォー）、気を遣ってくれてありがとう」
と言ったオオオツさんの目がちょっぴりうるんでいたような気がして、私達は本当に、本当に自分たちの気の利かなさを恥じた
オオオツさん、気が利かない、いまどきの子たちで本当にごめんなさい