新人公演2016のブログ

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お疲れ様です。

今回の新人公演で役者をやらせていただきます劉嘉林です。気付いたら稽古場でまだブログを書いていないのが私だけになっていました。

もう千秋楽。早いなって思うし正直あまり実感がありません。

私はすごく演劇が好きで、稽古で全然うまくいかなくて帰りの電車でもうやりたくないなって思っても、次の朝起きたら、もう一回やりたいって思える。

でも今はちょっとだけ怖い。感情ってなんだろう、伝えるってなんだろう、ちゃんと伝わったかな、今伝えてくれたものにちゃんと反応できたかな。考えすぎてわけがわからない。何が正しいのか、何がいいのかわからなくなってくる。いい劇作りたいなって思う。でもいい劇ってなんだろう。スタッフさんにも役者にもお客さんにも、それぞれに好みがある。ましてや今回は新人公演で、相手がどんな奴かもわからない、好みもわからない、初めて会う人たちといきなりこんな規模の大きいものを作ろうとしている。それが少しずつだけど、互いに知れて、たまりに行くのが楽しくて、offの日にもかかわらず集まって練習するのが楽しくて、いい人たちばっかりだなって、一方で波長の合わない人もいて、本当に、不思議な2ヶ月だったと思います。

でももう最後ですね。何はともかく最後なんです。なんと言われようが舞台に立つしか無い。でもどうせ立つなら、胸張って堂々としていたい。

大分昔どこかでスタッフをやってる人が「あとは託した」って言っていたのがすごく印象に残ってる。

迷いながら立つのは、舞台上の相手にも、舞台裏で聞いててくれている2プロのみんなにも、一足先に楽を迎えた1プロのみんなにも、1番近くで見てくれてきた演出の方々、音響、照明、舞台、衣装、映像、宣美、いっぱい話を聞いてくださった先輩方、そもそもこの企画をまとめてくれてきた方々、そして何よりお客さんと自分に失礼なことだと思う。

だから明日は何が何でも堂々としていようと思う。

後1回、宜しくお願いします。