西野カナ「さよなら」
 
 
 
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映画 「 ハンナ・アーレント
 
<感想>
 
ナチスのホロコースト犯罪実行者のアイヒマンも、裁判でただヒトラーの命令に従っただけだと反論しました。
傍聴の哲学者ハンナ・アーレントは、凡人が思考力停止で為した巨悪だと認めて、これを悪の凡庸と名付けました。
この、誰もが陥ってしまう悪の凡庸を防ぐには、良いお手本(他人・事例)を師とする、何より流されないで自分の意思をもつこと、と言いました。
それは、ただ生きるのではなく良く生きるという、とても高い目標だ。世俗にまみれ、囚われる我が身には、所詮憧れでしかないのです....
 
私は、戦後生まれで、戦争を直接には知りません。
その後も戦争は、世界各地でたくさん起こっています。
今日も地域紛争という名の小さな戦争が、ニュースになっているのです。
 
戦争は自らが起こすなど飛んでもないことで、巻き込まれるのだって絶対にいやです。
命があるのなら、たとえ占領されてもそのほうが幸せだと思うので、絶対に戦いたくないです。
 
そして戦争は究極の、巨悪なんです。
平凡な人間にも、必ずその巨悪の行いを何かしら強います。
私も、無理矢理に、又は洗脳されて平然となって、実行させられるんです。