先日、NHKのSONGSで今井美樹さんの特集をやっていました。
久しぶりに「Piece of My Wish」を聴きながら、
当時を否応に思い出されました。

この曲が流行った頃、まだ歩行は可能でしたが、
バブル絶頂で世の中は浮かれ、我が物顔で何でも手に入った時代。
歩けなくなる不安と恐怖、全身の倦怠感と痛みと痺れ・・・
周りに知られないように必死に隠しながらの仕事は、
地獄の様な日常が嫌で嫌で仕方なかった日々。

人間って本当に欲深い。
目の前にある幸せも、当たり前になると幸せも色あせて、
私は幸せではないと思い込み自信を無くしていく。

その自信を埋めようと、理想を求めて無理に頑張っては・・・
良かれと思ってすることは空回りするばかりだった。

この頃は、無理してまでも頑張っていないと自分が自分で居られないと思っていた。
今なら、バカだったなと思える。

もちろん頑張ることは間違えではない。
頑張った人にしか見えない世界があるから。
でも、心と体を壊してまで頑張ることは、
今なら違うんだなと実感する。

当時、今なら40代前後の女性は、この曲に勇気づけられた女性も多かったですよね。