ふれるまムービー物井たみ子です。
デザインのパクり問題。
いったいどこまでOKでどこからパクりと呼ぶのか
細かい定義は知らないけども。
パクりなんてするデザイナーはクソ
だと、思いますか？
何か1つ発覚すると
あれもこのデザインのパクりだった。
重ねたらシンクロした。
皆がこぞって暴くのを
痛々しく思って観ていました。
私はと言うと、
それはもう相当パクりました。
パソコンを覚えたての大学時代。
ソフトの技術も学べたけど
ネットからの情報も沢山入ってきました。
上手いデザイン。
美しいデザイン。
スキルは足りないのに、創りたい理想像だけが
どんどん増えていきました。
講義では毎週のように課題が出て
生徒の作品を先生が講評する。
私はどうしてもそこで、一番が取りたかった。
頭の中にある、ああいうデザインを出せば
一番がとれるはずだと思っていた。
だけど、器用に出来なかったんですよね。
引っ張られまくりの自分の作品は、
参考にした本物のデザインと並べると
誰が見てもパクりだろって分かるほどでした。
でもさ、先生は偶然元ネタを知らなくて。
それで一番取っちゃったんですね。
それで火が付いて、
課題はもう殆どパクってた。
パクらないと、
クオリティが保てないと思っていたから。
幸いにも初めて入ったデザイン会社で
そういう癖がその時の上司にバレて
アイデア出しの基礎を叩き込んでもらえたから
そのまま成長する事はなかったんだけど。
だけど、私はその当時の私を
人生の汚点だと
ずっと思っていたんです。
当時の友人に対しては
なんか後ろめたい。
パクるデザイナーはクソだと。
私が私に思っていた。
だけど、その時にひたすら
クオリティの高いものに拘って
模写して研究して得たセンスが、
今の自分を確かに支えてくれているのだと
最近とても実感するんです。
あの時の私は汚点なんかじゃない。
あの時の友人にどう思われていたって。
私は私に感謝していこう。
ありがとです。
