7月30日の男が・・・、


そう、消えたのだ。


生きている、でも「彼」はいない。


あの人が、消えてしまった。




事故で脳に大きなダメージを負い、


「あの人」がいない。


そこにいるのに、いない。




どう考えたら良いのか、思いつかない。




いつか、永遠の別れがあるのは分かっているし、

ほとんど一生、会うつもりもなかったし。

もしかして、お互いに独り者にでもなったなら、

茶飲み友達にでもなれるかも、なんて

うっすらと考えていたけど。

そうにでもならない限り会うつもりはなかったし。



お見舞いがリハビリの一環として刺激になるからと、



でも、



これほどダメージが大きいとは思っていなかった。





もし、再び会うことが有ったなら、聞きたいことが三つあった。



でも、もうその答えは帰ってこない。



答えは永遠に失われてしまった。