今日はメイビー・ハッピー収録「MUSIC IS MY WAY-Ye!」のライナーノーツ。




BEATをMAKEしたのは昔からの後輩Saike a.k.a. PSYCHICMEN。何回もやり取りをして、一番ファンキーなTRACKを選ばせてもらった。

サンプルネタからそのまま最初に付けていたタイトル、「MUSIC IS MY WAY」に「Ye!」を付けたのはもちろんカニエウエストの謎の改名から。HOOKもそのまま声ネタが入っているのでシンプルに「YE,YE,YE,YE!」にしといた。NETFLIXのカニエウエストドキュメンタリーを観た事があるだろうか?最初はシンプルなHIP HOP成り上がりストーリーだが最後らへんは痛々しいほど精神を病んで行く。顔から足まで全身黒づくめで空から飛んで来たりするALBUMのリスニングパーティーも記憶に新しい。奇行も目立つ。しかし無名時代から一番応援してくれていた亡くなった母に捧げるアルバムは中々グッと来た。すでに自分は神だと思っているフシがあるのでリリックはきっと理解不能だろう。気が狂っていてもスーパースター。でも薬中のスーパースターもたいして変わらない。カニエのアルバムはやはり初期三枚四枚ぐらいしか理解出来ないが、毎回新しい事をしているのは分かるから新譜が出たら必ずCHECKしている。そして心には何も残らない。しかし原点回帰しようとしているようなソウルフルなこのアルバムはかなりグッと来た。才能は進化する事はあっても、枯れるという事はありえない。



そして俺のこの曲はタイトル通り「音楽が俺の道」と宣言し、真面目なリリックと共に、トラックもDISCOに聴こえるから女好きである俺のしょうもないリリックも混ぜ込んでいる。しかし何よりもHIP HOPを愛しているというのがテーマだ。だが例えばDARKでTUFFでDOPESTなWu-TANGがいつも野郎ばっかでいるというのは大間違いだ。嫁を大事にしつつギャルと遊び、ストリップクラブで金を落とし、女たちを心底RESPECTし愛している。

J-DILLAがプロデュースしていたスラムビレッジもストリップクラブでサウンドチェックしながら遊んでいた。だからどんだけトラックがスピリチュアルであってもリリックは下らなかったりする。エロか草かって感じだ。後は適当なセルフボースト。お前はウンコで俺はゴールド、みたいなもんだ。で、たまにいい事でも言ってグッとくるのかも。DILLAもFLOWがイケてればそれで良かったらしい。意味があるリリックとか人生を語ったりするRapがダルイという女もいる。何も考えず踊りたいんだろう。もちろんそのまま言う事を聞く俺では無いが、なかなか参考になる。女性からは様々なインスピレーションをもらう。性格が悪い女も俺は好きだ。悪過ぎて笑ってしまう時もある。もちろん真っ直ぐで正直な女も好きだ。何回でも言うが女は素晴らしい。そして結局⋯野郎ばっかで遊ぶのは面白い。そういう色んな感情を曲に落とし込んだ。


これはまだライブでかけてないので(like落語)上手くフロアで機能するか分からないが、単なるDOPEなPARTY TUNEとしてみんながHOOKで「Ye!Ye…!」と歌ってくれたら嬉しいな。シングルカットしてないから中々目立たないが、野郎も女も踊り狂ってるビデオでもあれば伝わりやすいかもな。リリックは凝っていて何回も聴けるのでリピートして踊ってみてほしい。JUST CRAZY SHITだ。

SAIKEに感謝🙏