あの後結局暇が出来てしまったので兄も忙しくそして特にする事も無かったので、
良いやー…、かけちまえ!
留守電に入っていた警視庁新○警察署の○○○○さんの電話番号に折り返しかけてみた。
うわー、警視庁って。
何か派手な展開になってきたな〜って思い、事件性がないとこういう時警察は動かないよなーと。
何やらかしたんでい!?
「こちら○○○○ですー…えーと、○○さんのお宅でしょうか?」
事情を説明しながらも驚いた。
「じゃあ0時半にご帰宅なされますと?オッホッホー…なるほど」
警察の人も1日働いて夜勤を経て朝帰るんじゃなかったっけ?
とにかく何があったのか聞いてみる事に。
「以前行方不明者届けは出されてましたよね?実は監視カメラの方にですね、○○○さんらしき人物が映っていたんですよ。それでお電話させて頂いた感じで御座います」
一応失踪した翌々日には別の警察署に行方不明者届けは届け出していた。
しかし、どうやってあのアホタレの顔を判別したんだ!?
AI機能が備わって自動照合なるモノが引っ掛かっているんだろうか?
コノカオハー…オキツネサマデスネ!
スゲーや、数多にいるキツネ顔から兄嫁を見つけちまうんだもの。
こりゃ悪い事出来ねー時代になってるな!ってオーバーテクノロジーに感心。
ていうか警察探してたんだー…、ってちょっとすいませんという気持ちを連れたまま
「えーそうなんですね、分かりましたではその事を兄につたえておけば宜しいでしょうか?」
「あっそれでですね、○曜日に一応そちらに向かいますのでお兄様にご確認頂きたいんですよ。
それで、以前出されました資料は多分…古い写真ですよね?もっと何か最近だったりの画像や写真か何かあれば用意して頂きたいのです」
「あー…分かりました。ではそう伝えておきます。」
そんなやり取りを得て電話を切った。
詳細は旦那である兄にしか話せないような口ぶりだった。
わざわざそんなでケータイや家電に掛けてこないよな?
トゥクトゥンーーー…妙だな。
まるでコナンになったかのような気転を利かした。
もしやまた何か別の店で悪さして捕まっとるんじゃないか?!
まー、そうなら反省せい。
それで償える裁量である事を願うばかりが義理の弟に出来る最大限の思いやりだ。
しかし、12月1日。
三○○FJ銀行
錦○町店