鈴木信一さんの著書です。
書く力は、読む力(祥伝社新書) (祥伝社新書 380)/祥伝社

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書けない悩みを晴らしてくれる本です。
前半部分は、著者と著作は切り離しましょうという話です。
私が学生の頃は、こんな国語の試験がありました。
「この文章で作者はどんなことを言いたかったのでしょう?」
著者が何を言いたかったかと、
文章から何が読み取れるかは、
必ずしも一致しない!
ということで、最近は上のような試験問題はないらしいですね。
この部分も超面白いのですが、文章を書くテクニックとは関係ありませんね。
と言うわけで、今回紹介するのは本の後半部分です。
著者は文章を書くために、次のような方法を提案しています。
1)とにかく一文を書く。
2)その文章に足りないものがあるので、次にその足りないものを書く。
3)これを繰り返していけば、いくらでも文章は書ける。
具体的な例を挙げてみましょう。
「大半の人がアフィリエイトで稼げていません」
まず一文書いてみました。
この文章だけでは色々と足りないものがありますよね。
・大半の人って、どれぐらい?
・稼げていないのはなぜ?
・稼げている少数の人は何が違うの?
・そもそもアフィリエイトって何?
等々
この足りないものを埋めていけば良いわけです。
「アフィリエイトに取りんでいる95%の人が稼げていないと言われています」
「月に5,000円以上の報酬を得ている人は、5%未満だということになります」
「なぜ多くの稼げない人と少数の稼げる人がいるのでしょう?」
ねっ、簡単ですよね。
但し、このテクニックには、ひとつだけ問題があります。
前の文章によって次の文章が決まるので、結論が決まった文章には向かないということです。
ある結論に向けて書くつもりが、どんどん違う方向に行くことがあります。

鈴木信一氏は「文才がなくても書ける小説講座」などの著者でもあります。
このテクニックは、作文や小説を書くのに適したものとして編み出されたんだと思います。
なのでビジネス文書には向かなくて当然です。
じゃあ、アフィリエイトで記事を書くのに全く使えないのか?というと、そうではありません。
何か文章を書いて、そこに足りないものというのは必ず出てきます。
その文章に足りないものというのは、読者が「?」と思う部分です。
それをなおざりにしては、読者は付いてきてくれません。
これも例を挙げてみましょう。
「アフィリエイトで稼ぎたければ、メルマガの配信などやめてブログに専念すべきです」
「ブログにも色々ありますが、オススメはワードプレスです」
「ワードプレスでブログを作ったら、なんでも良いので10記事程度投稿して下さい」
「そこまで完了したら、いよいよアフィリエイトの開始です」
どうですか?
ツッコミどころ満載ですよね。
読者を置いてけぼりです。
・なんでメルマガはダメなの?
・なんでワードプレスがオススメなの?
・なんでも良い記事ってどんなの?
等々
こんな独善的な記事では、読者はついてきてくれません。

鈴木信一さんの手法で、どんな記事でも書けるようになるわけではありません。
しかし、この方法を入れずして記事を書くのは危険です。
読者を置き去りにしないためにも、
文章の足りないものを埋めることを心がけて下さい。