旦那さんとの困った生活をしていく中で、自分の体にも変化がありました。
でも、これはカサンドラ状態なのだ、と気が付くまでにはずいぶんと時間がかかりました。
カサンドラ状態の症状としては偏頭痛、体重の増加または減少、自己評価の低下、パニック障害、抑うつ、無気力などがあるそうです。
今思えば、三人目を出産してからだけでなく、ずいぶん前から私の心と体は変化していたのだと思います。
その当時は、産後鬱とか、産後のホルモンバランスとかで自分を納得させていました。
二人目出産後、里帰り中から、育児の大変さを旦那さんに訴えていた時のこと。
「自分の甘えで実家に三か月もいるのに、しんどいとか言われても知るか!」
と言われました。
二人目は義理実家に里帰りして出産させてもらいました。
産前一か月と、産後一か月、そして、私の実家に一か月です。
私の甘えでしょうか?そう言われても仕方ないことなのかもしれません。しかし、あまりの冷たい言葉に、私は絶望することしかできなかったものです。
旦那さんと一緒に暮らし始めても、私の育児ノイローゼは収まることはありませんでした。
泣いて育児の大変さを訴えた時。
「俺はしんどいしんどいといって何もしないやつが大嫌いだ!」
何もしていなかったら、しんどくはないですね。何故このような言われ方をしたのか、私にもわかりません。自分もしんどいのだ、そう言いたかったのでしょうか?
この時、私はものすごく太っていました。食事で自分を慰めていたのでしょう。
家から出るのもしんどく、人に会うのはおっくうだったと思います。
そして、よくゴキブリの出る環境だったため、夜も不安でなかなか眠れなかったのを覚えています。(ハイハイの娘がいたので、ホウ酸団子を仕掛けられなかったのと、アパートの周りの除草を管理人がしてくれていなかったことが原因。もちろん、旦那さんはお前が掃除をしないからだ、と言っていましたが。言い訳すると、うちだけじゃなく他のご家庭にもゴキブリがよく出ていた。)
体重の増加、抑うつ、無気力といったところでしょうか。
産後鬱と見分けがつかないですね。原因は子育てだと思っていましたが、パートナーである旦那さんの共感が得られなかったことによる、カサンドラ状態だった…のかもしれません。
この時は、旦那さんは思いやりのない人だ!と憤りはしましたが、何かの障害かもしれないとは全く考えもしませんでした。
だから、泣いたり怒鳴ったりしないで、きちんと話せばきっと分かり合えると信じていました。
これが、情動剥奪されていく第一歩となるわけです。
長くなるので、続きます。