11月30日、阿倍野区民センターで、谷町子どもセンターの西井恵子先生をお迎えして第16回"親と子どものつながり"講演会を開催しました。

「不登校をめぐる子どもの気持ち・親の思い」というテーマで事例を通して親子関係とこころの成長についてお話してくださいました。





文部科学省による不登校の定義から始まり、平成29年に施行された教育機会確保法に触れ、さまざまな対応をしようという国の動きについても説明してくださいました。


次に、不登校の始まり方、不登校の要因について、また、この時期の親の不安、子どもの不安や親の目から見た不登校の様子について事例を通してお話がありました。


最後に、これからに向けて、本人や家族がどのようにすればよいのか、学校や地域がどのように関わっていけばよいのか詳しく丁寧にお話いただきました。


特に印象に残ったのは、

・家族だけで抱え込まず相談相手を持とう。

・社会通念や「かくあるべき」に縛られない。

・できないことはしない、できることから始めよう。

・長期化をこわがらない。不登校で人生は終わらない。

・必ずトンネルから抜けることを信じて、今を大事に一歩一歩進むと見えてくるものかある。


お話を聞いていて感じたことは、順序だてて詳しい中にも大変わかりやすい講演だったということです。


参加された方々も講演会の後、わかりやすいお話でよかったと口々におっしゃいました。

西井先生が、一人ひとりに真摯に取り組んでこられた様子が感じられるお話でした。先生、良いお話をありがとうございました。

保護者や、支援者の方々が今日のお話を聴いて、改めてご本人を信じて見守ってあげてくださることを願います。


お寒い中、参加してくださった皆さまありがとうございます。

また、スタッフの皆さま、お疲れ様でした。


「スペースゆう」では、毎月第2土曜日に阿倍野区社会福祉協議会2階でスクールソーシャルワーカーの先生を囲んで「おしゃべり会」を開催しています。ご興味のおありの方はお気軽にのぞいてみてください。お待ちしています。