7月11日は第76回親のホッとひろば「おしゃべり会」を開催しました。今朝は雨が激しく降っていたので、みなさん来てくださるか心配していましたが、「おしゃべり会」が始まる頃には上がっていました。

今回は初めての方1人、当事者2人を含む12人が出席してくださいました。

 

・仕事を辞めたが悲壮感なく、資格試験に向けて頑張っている。                                       

・コネクションズ大阪の支援を受けながら就活をしている。

・コロナで長期休校の後、少しずつ登校できるようになった。

・毎朝、自分で起きて登校するようになった。

・実力テスト、期末テストは自分で科目を選択して受けると担任の先生に伝えることができた。

・通信制高校に変わり、クラブにも入り頑張っている。

 

子どもが不登校になった時の母親の気持ちは、時間の経過の中でどのように変化していったか

・最初は自分のやってきたことが全否定されたように感じた。

・父親との温度差に悩んだ。

・親子であっても別の人間。枠に押し込めようとすると真逆の結果になる。

・子どものことに一喜一憂せずフラットに過ごす。

 

お母さん方のお話を聴いていて、子どもたちが自分の意志で動き出しているのを感じることができてうれしかったです。子どもが前進するとまた別の悩みがあるようですが、最初はどうしていいかわからず落ち込んでおられたお母さん方も、たくましくポジティブになられ、その成長ぶりには目を見張るものがありました。

 

最後に、当事者のひとりから

・子どもが寝ないでゲームをするのは、寝たら嫌な朝が来るから。

・親にしてほしいこと・・・放置すること。学校以外のコミュニティを作ってあげること。          

・親子間の問題のずれは不登校を長引かせる。

・押し付けではなく、子どもが動くように持っていく。

・学校へ行っていないがゆえに、コミュニケーションの取り方、人との距離の取り方がわからない。

・ごはんを決まった時間に食べないのは、お腹がすいていないか友だちとゲームをしている時。

・FPSをやっているときは電子レンジを使わないでほしい。

 

今回も多くの方のご参加ありがとうございました。和やかに悩みや不安を共有でき、とても内容の濃い会になりました。帰りに、ひとりのお母さんがこの会に参加して本当によかったとおっしゃってくださいました。最初に来られたときはとても辛そうでしたが、この頃表情もよくなり、前向きなことばが聴けるようになってきました。私たちスタッフにとって、お母さん方の表情が明るくなり、落ち着いてこられる様子を見れるのは「スペースゆう」をやっていてよかったと思える瞬間です。これからもお子さんの気持ちに寄り添いながら見守ってあげてほしいと思います。

 

尚、8月の「おしゃべり会」はお休みにさせていただきます。次回は9月12日です。多くの方のご参加をお待ちしています。