2月8日は第71回親のホッとひろば「おしゃべり会」を開催しました。寒い中、当事者2人を含む12人の方が出席してくださいました。中には、久しぶりにお顔を見せてくださった方もいらっしゃいました。
最近参加されるようになったお母さん、とても辛そうな様子でした。毎日が苦しみや怒り、迷いや不安の連続なのでしょうね。でも、それはお子さんだって同じこと。苦しい時期の真っ只中ではありますが、できるだけお子さんの気持ちに寄り添ってほしいという思いがします。「おしゃべり会」に参加してくださることによって、お母さんのお気持ちが少しでも楽になればと願っています。
また、別のお母さんは、子どもは学校へ行っていないので、他の子と比べることがないので何も困らないとおっしゃっていました。困るのは子どもが母親目線で動かないことだとも。随分、不登校というものを達観視されていますね。サラッとおっしゃっていましたが、ここまでたどり着くには、多くの葛藤があったのではないでしょうか。つくづく母親ってすごいなぁと思います。
他にも、高校進学に向けて面談や制服の採寸の予約をしたり、一日に二つのことはできないが、サテライトやお使いに行ったり、大学受験を頑張っていたり、子どもたちは自分に合ったやり方で前進をしているように感じられました。
また、不登校になったころ、学校の先生がよく訪ねて来られたことについて、親は学校につながっていることは良いと思っていたが、子どもはすごくしんどかったということも話題に上っていました。親が良いと思っていることでも子どもに良いとは限らないのですね。
最後に、尾上さんのお話で心に残っていること:
・子どもは助けてほしいのではなく、寄り添ってほしい。
・親は提案するだけ、選択するのは子ども、責任も子ども。
・心は必ず回復する。
・他者との交流は煮詰まった時にとても大事。
・いま自分ができることをコツコツやる。
・不安ではなくワクワクして楽しむ。
次回の「おしゃべり会」は3月14日です。気軽に参加してください。お待ちしています。