7月13日は第65回親のホッとひろば「おしゃべり会」を開催しました。最近の「おしゃべり会」は毎回参加してくださる方に加え,初めて参加される方も増えてきて、今回は、当事者3人、初めての方2人を含む16人もの方が出席してくださいました。
初参加のお母さんから不登校をしていた時、昼間どうしていたのかという質問がありました。当事者の1人が、不登校をしていることに罪悪感があるのでなかなか割り切って考えることができず、昼間は辛く、どうしても昼夜逆転になる。夜は辛いことを考えずにネットやゲームをしていたと答えてくれました。子どもが学校に行けなくなった頃、このような状態になることが多く、親御さんはその様子を見ていて学校にも行かずこんなことをしていて大丈夫だろうかと心配して苦しい思いをされているかもしれません。お子さんが学校に行けない自分と向き合うのが苦し過ぎる時、ゲームに没頭することにより一時的にその苦しみから逃れられるという意味で必要なことではないでしょうか。
また、不登校から外へ出るきっかけは、親といっしょにずっと家にいるのが嫌だったからという意見もありました。他にも、担任の先生が持って来てくださる膨大な量のプリントについても話題になっていました。
ここ1~2ヶ月変化がないとおっしゃっていたお母さんが何人かいらっしゃいました。目に見える形ではあまり変化はないかもしれませんが、日々の生活の中で気づかれたこともたくさんおありだと思います。そのような気づきを大切にして、この時期も回復のために必要なプロセスと考え、お子さんのことを信じて気長に待ってあげてほしいと思います。
中には、お子さんの不登校に対して、初期から受容的なお考えの方もいらっしゃいました。もちろん辛い時期もあったでしょうが、お子さんを大切に思う気持ちがそうさせたのでしょうね。
尾上さんのお話で心に残っていること:
・どんな問題行動にも意味がある。
・不登校をしても進路の選択肢は増えつつある。子どもが本当にやりたいことは何か話し合う。夏休みは色々な大学で中高生を対象にした講演会があるので参加してみてもよい。

・無理にさせようとするのではなくあきらめるのが大事。生きていてくれればよい。
・相手が発信してきたら応えてやる。
・家が安全基地でないと外へ出れない。
今回も製菓の専門学校に通っている当事者の1人からケーキの差し入れがありました。とてもおいしかったです。ありがとうございました。2~3ヶ月ででこんなに上手に作れるようになるんですね。感心しました。
今日は参加者が多く、十分に発言できなかった方もいらっしゃるかもしれません。引き続き「おしゃべり会」に参加してくださるようお願いいたします。8月はお休みで、次回は9月14日となっています。
尚、7月19日(金)の終業式の日は午後2時から桃ヶ池公園市民活動センター2階で流しそうめんを、8月21日(水)は午後2時から長居公園のおもいでの森でバーベキューを開催します。どちらも要申込みとなっています。多くの方のご参加をお待ちしています。