梅雨に入り蒸し暑い日が続いています。
第22回親のホッと広場「おしゃべり会」は、6月12日に阿倍野区社会福祉協議会の一室をお借りして開催いたしました。7人の方が参加して下さり、今の素直なお気持ちを話し合っていただきました。
お母さん方の本音として「疲れた」というお声が多く聞かれました。見守ることのしんどさ、先が見えないしんどさ、どう向き合っていいのかわからないなど様々な意見が出ましたが、つらくてほっておきたいけど、気になってできない。そんなお母さんの苦しい胸の内が皆さんの共感をよびました。
山本先生のお話で印象に残ったこと:

- 普段、会話がなければ、いざ受験となっても話がかみ合うはずがない。日常的にどんな会話をしているかが大切である。
- 親は思ったことは言ってもよい。こんなことを言っていいのかと考えている間は自己一致できていない。本当に言いたいことは自然と出てくる。結果的にうまくいかなくても、それでよい。
- お母さんが疲れてソファーに座ってやる気がおこらない➡頑張った証拠である。
- その国の豊かさの基準は、心の豊かさと経済的な豊かさがある。心の貧困、経済的な貧困がある場合、いちばん弱いところにしわよせがいく。
- 高校に通いながらバイトをするのは、エネルギーがないからダメというわけではない。新たなエネルギーをもらって不登校を乗り越えるケースもある。
これから高校受験にむけて心配されている親御さんに対して、今春高校に入学されたご本人から、色々と考えているより説明会やオープンキャンパスに行って学校を見学してみるとよいのでは、とアドバイスがありました。
出席された方々のそれぞれのお話が、広がってつながっていき、とてもよい会だったと思います。
不安なお気持ちが、少し楽になっていただけたのではないかと思います。
次のおしゃべり会から、毎月第2土曜日の午前10時~12時に社会福祉協議会で開催することになりました。次回は、7月11日(土)です。
尚、8月のおしゃべり会はお休みさせていただきたいと思います。悪しからずご了承ください。

