HB Column on 7610
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オフライン等やっと更新しました

Indexのリンク貼り替えとオフラインの更新を行いました。
製作メモまで書くと、ああこの本ほんとに作り終わったなって感じがします。再録の分はまだなんですけどまあぼちぼちいきます。

そう、そういえば、SPARK9でフライヤーを配布させていただきましたが、うちは兄弟アンソロジー「IMMORAL」様に寄稿させていただきました。
ちゃんとエロくしようと思ってがんばって描きました!…が、自分で自分の作品にはやっぱり萌えないので、これはお読みになった方に満足していただけるぐらいエロくなっているのだろうか?…と自分の技量に対し非常に疑問に思いながら、それでもできるだけエロくなるよう努力しました。
もう途中で原稿を全部誰かに見せて「これちゃんとエロくかけてるかなあっ?何を盛り込めばもっとエロくなるでしょうか?!!」って聞きたかったです(笑)
このアンソロジーは執筆陣がものすごく豪華で(なんで私がこの中に紛れ込ませていただいているのか非常に不思議なんですけど…ありがたいことです///)、読めるのをすごく楽しみにしているところです。主催者様本当にありがとうございます!!

今はシスイタのちっちゃいお話を一つ考えていて、完成させたらシブにあげようかなと思っているところです。
本当はイベントが終わったらいちばんに書きたかったのですが、なんか色々と事後処理や最終回の余波があり今からの取り掛かりになりました。

サスナルは、そうですね、私の中ではやっぱりすごく大事で、だからちょっとゆっくり話を練ろうかなと思っています。5月にナル受プチオンがありますけどそれに合わせるかどうするかなあとか漠然と考えながら、大人になったサスナルの話をできれば何か作っていこうかなあとか考えています。来年の5月ってまだまだ先のような気がするのでそれまでエネルギーが持つのか分かりませんが、やっぱり何か最終回(699話ね)に対し何か自分で区切りを付けるべきかなあと今はちょっと思っています。

そういうわけで、最終回に関しては私は699話までを支持しているのでそれ以上は何も見たくないし聞きたくもないし自分にはその必要もないというのが今ですね…。いろんな方がおっしゃっていると思うのですが、これ失恋の対応によく似てるなあって私も思います(笑)
二次創作に関して言えば、私たちはもともとどのような解釈にしろ結局自分に都合の良い部分だけを抽出し特有のコード(サスナルとかナルサスとかですね)に沿っていろいろ作ってきているので、これからもそうするだけのことだしそれについては自信を持って好きなようにやっていいんじゃないかなと思います。人は皆現実という思い込みの中で生きているってことですね…。

で劇場版を観に行くかどうかすごく迷っているのですが、もともと前売り券が発売になった時期からずっと忙しくて前売りを買いに行く暇が全然なくて買えてないという事情があるもののもうそのままにしとこうかなあ…でも気にならないわけではないなあ…というイマココです^_^;
何かきっかけがあったら行くかもしれないなあ…。

そういうわけで最終週の感想

 で、ここからがメインなんですけど、皆さまは699-700話はどのようにお読みになったでしょうか。今現在ついったでものすごい勢いで流されてますけれども、私の見解と感想は以下に述べさせていただこうと思います。

 ストーリーはですね、ネタバレとかそれこそものすごい勢いで回ってましたけど、結局私も(読者なら誰しも)ここまで来るまでに原作を相当読み込んでいますから、実際何一つ想定外のことは無い、当然の帰結としての自然な終わり方だったと思います。

 699話は特に、ああこうなるよねーっていうか私たちこういう話今までどんだけ妄想して描いて書いてそして読んできたと思ってんだよどの場面もどっかで見たことあってんだよ!っていうものすごい既視感の嵐で、ただただうなずくばかりでした。
 700話は、ここに関しては皆さんそれぞれご意見ご感想がおありだろうと思います。
 私の個人的なそして正直な感想としては、誤解を恐れずに言えば、これほんっと要らないし興味ないしどうでもいいなって思いました。それと同時に、ああこれはデ/コンスト/ラクションいったなーって思いました。
 デコン/ストラク/ションは文学批評の用語で日本語では「脱/構築」と呼ばれています。これについては昔かじった程度なので、厳密にいうと定義と違うというご指摘もあろうかと思いますが、この用語自体広義で使用されている場合も多いし何よりこれはただの個人的な感想なので、細かい点に関してはご容赦いただきたいと思います。
 用語について平たく説明させていただきますと、ある作品があるとして、その作品が多くの人に読まれることになるとその作品はその分多くの価値や意味をもって読み解かれ更に多くの読者の手に渡っていくので、作者という一個人の手を離れて普遍的なものとして受け入れられるようになるという事だったと思います。さらにその時にじゃあ何がその作品の批評材料(価値判断材料)になるのかというとそれはその作品自体、ここでいうとコミックス1-72巻本文だけ、ということになり、(作者の手を離れるわけですから)作者の思いや意図は副次的な情報ということになるわけです(デコンス/トラクションとテクス/ト理論が混ざってる気もしますが私の理解ではこんな感じです)。よくある、「ある作家の作品がセン/ター入/試に出題されたが、その作家(作者)が問題を解いたところ数問間違えた」という笑い話みたいなエピソードがありますが、それはそういう文学批評の視点ではごく当たり前のことなのです。
 そういうわけで、たしかに岸本先生の作品として登場人物たちは後日談として家庭を持ちそれぞれ幸せに暮らしていますが、私の個人的な読みの中では私が応援してきた「ナルト」、つまり孤独で愛に飢えて常に何かを求めているガキであり憎しみに囚われた忍の世界を誰も成し得なかったやり方で救った神のようなナルトの物語は、サスケとナルトの和解という形に集約されることにより699話で完結しているので、それ以後はもう誰が何をしようが私には関係ない、岸本先生ご自身が描かれた700話でさえ699話以降の可能性の一つでしかない、という気持ちです。ナルトに家族ができることについては私は自分でもう既に結論を出したので、悔いはありません(^_^)

 あともう一つの個人的な読みとしては、これは私の住む地域の持つ歴史的文化的背景と関係しているのかもしれませんが、以前描いた郷中の世界の価値観と699話までの登場人物の関係性とはとても似ているというか親和性が高いので、私は自分の中の価値観に照らし、勝手に矛盾なく解釈している感じです。
 郷中では特定の青年が特定の少年を公私にわたって薫陶し義兄弟として生死を共にするという関係になりますが、その青年はある一定の年になると郷中を抜け、妻を娶って家庭を築きます(もちろん少年は青年になって特定の少年を迎え…という同様のことが繰り返されます)。その青年は家では妻子がいるわけですが、少年との義兄弟としての濃い人間関係はそれと並行で死ぬまで続きます。これはある意味とても感覚的なものなので、すべてを上手く伝えられるかどうか自信が無いのですが、ここでは男と女は役割が全く異なるので、この二つの関係は倫理的にも全く矛盾しないのです。
 第2次終末の谷(最後の5週)と同時並行で劇場版の情報が少しずつ流れてきたころに私は本誌を読みながら、このままいくと上述のような状況になりそうだけどそれでもいいのかなー?って思ってたんですけど、そのまま行きそうな感じなので、それならそれでいいかって思っています。

 私のこんな個人的な解釈はさて置き多くの人がそれぞれ自分だけの読みや解釈を持っているわけですが、どのような読みにしろ大事なのはその読みが合っているかいないかということではなく、このNARUTOという作品がすでに作者という一個人の手を離れて多くの人の価値観を反映させるテキストになっているということだと思います。

 そんなこと言っても権利は著作者にあるし作者の意図のとおりに解釈すべきだ、という方は少なからずいらっしゃると思います。それもいいと思います。それはそれで別のパラダイムに沿っての解釈なので、それで結構だと思います。

 そういう訳で、今のところ私の中ではナルトの物語は699話で完結しているので、699.5話(劇場版)がどんな感じでナルトがどうやって神から人になり700話につながっていくのかなんて特には知りたくもないし興味もないっていうのが正直なところですかね…。あえて言えばサスケが699話で「少し気になることがある」と言っていたのが何なのか気になるっていうぐらいですかね…。700話のルックスの人たち描きたくなったら描く日が来るかなあ…^_^;

SNオンリーお疲れ様でした!

SNオンリーおつかれさまでした!すごくアットホームな雰囲気で、とても楽しく過ごすことができました。

私はこのイベントでの新刊やペーパーはスケジュール的に考えて本当に不可能で、途中まであきらめていたのですが、スペースが発表になった頃から「オンリーに新刊・ペーパーなしとかマジデ有り得ねーだろ何考えてんの?しっかりしろ自分!!」って思って、それからは必死になって作りました。睡眠時間やその他の生活時間を削れるだけ削り、時間と作業工程を徹底的に管理し、限られた時間の中で精一杯やりました。
さぎょいぷその他でお付き合いくださった方々本当にありがとうございました。もう本当にこの人たちがいなかったら私はとうにくじけてたと思います。まさに戦友でした笑

ちなみにオンリーには私はサークル参加とアンソロジーの他には、参加サークル特典のスケジュール帳作成で参加させていただきました。すごくすごく頑張って作ったので、もし機会がおありの場合はご覧いただけると嬉しいです。サスナルの名場面思い出手帳ですね(^_^)一から十までほとんど一人でやったのですごく大変だったけどとてもやりがいがありました。機会をお与えくださった主催の方に感謝いたします。というかまずオンリーを開催してくださって、本当にどうもありがとうございました。

当スペースに足をお運びくださった方々、誠にありがとうございました。本の表紙が会場着だったので(そしてあろうことか予定より30分も寝坊した)もうほんとに作りながらの頒布で申し訳なかったんですけど、本当にうれしかったです。このために、そうわざわざオンリーの私のブースまで来てくださるこの方々に何か読んでいただきたくて私は新刊ペーパー作って持って行ったわけですからね!!!本当にどうもありがとうございました。
また、後半ではいろんな方々とわりとゆっくりお話しすることができて、それもとても嬉しかったです。いろんな方のいろんなお考えを聞けるのがすごく楽しかったし刺激になりました。

新刊は、イベントではおかげをもちまして早々に完売してしまったのですが、少しだけ表紙が余っていて少部数刷ることにしましたので、もしご入用の方がいらっしゃればメールにてお知らせください。5-6名分はあります。
ペーパーは内容的な理由(ついったの内容が入っているので)で、今回はシブかどこかにアップしようかと思います。新刊をお求めの方にはもちろん同封させていただきます。