今日のCinemaは、「A・I」
監督:スティーブン・スピルバーグ
出演:ハーレイ・ジョエル・オスメント、ジュード・ロウ、フランセス・オコナー、他
あのスタンリー・キューブリック監督が長年温めていた原案をスピルバーグ監督が引き継いで完成させた映画。
スピルバーグ監督の駄作の一つとされているが、果たしてそうかな?
途中から時空を超えた予想外の展開になるのだが、人間の身勝手さが印象に残る佳作だと思うんだけど。
ただ、ジュード・ロウのセックス・ロボットは、チョットいただけない。(^^;)
ハーレイ君演じる主人公の「デイヴィッド」という名前は、キューブリック監督の「2001年宇宙の旅」へのオマージュだろう。
人間の不合理な命令に対して反乱を起こした人工知能「HAL9000」に対して、母親への無条件の愛情をインプットされた最高のA・I(人口知能)を持つ「デイヴィッド」のラストは、あまりにも切なく悲しい。
この難しい役を演じきったハーレイ君は、やはり天才である。今は太った若者になってしまったが、このころの演技は凄みすら感じさせる。
「シックス・センス」といい、本作といい、彼無しにはそもそも成り立たたなかった映画なのだから。




