その人の前に立つと、まるで丸裸の自分を見られているような感覚になる人が二人だけいる。

 

どちらも自分より30近く年上だろうか。

 

その人は温かく微笑み、優しく私を見つめる。 

 

 

 

きつく絞ったまま乾いた雑巾のような自分は、その人の言葉が水となってカラダ中に回って、

 

柔らかくなり、やがて落ち着くのだ。