二人の炎

穏やかな毎日


何ひとつ不満などない


こんな平凡な日がずっと続くと思っていた




















あの日から神様を何度も恨んだ




恨んでも恨んでも恨みきれない














だけど彼がそう望んだんだと思う




どんな気持ちで最期を迎えたかは知らない




ただあの日


私ははっきりと見たの





































笑っていたね













決して幻覚なんかじゃない














燃え盛る炎から昇る煙の中に確かに見えたんだよ
























決して忘れない

二人の炎

とり残された二人は近くにあったベンチへと移動した






「隼人クンってほんとおもしろいね！」



愛はニコニコしながらカバンから作ってきた弁当を広げていた



「ただのバカじゃん
つか電話してくれたら俺が行くのに
あんまここに来て欲しくねぇんだよ
汚いし危ないし…」



ブツブツ言う裕也がかわいくて愛は吹き出しそうになるのを懸命に耐えた




「あたし全然平気だよ！裕也の仕事場だし工場の中に入らなかったら安全じゃん」




コップにお茶を注ぐと愛は裕也に手渡した





「そらそうだけど……」




お茶を受け取りまだ不満そうな裕也




そんな裕也を全く気にしないような愛は再び裕也にお弁当を渡した





「今日の卵焼きすごい美味しく出来たんだよ！」



嬉しそうに言う愛に裕也は『負けたな』と内心で笑い卵焼きを頬張った














「ホントだ
めちゃくちゃ美味ぇよ」

二人の炎

とり残された二人は近くにあったベンチへと移動した






「隼人クンってほんとおもしろいね！」



愛はニコニコしながらカバンから作ってきた弁当を広げていた



「ただのバカじゃん
つか電話してくれたら俺が行くのに
あんまここに来て欲しくねぇんだよ
汚いし危ないし…」



ブツブツ言う裕也がかわいくて愛は吹き出しそうになるのを懸命に耐えた




「あたし全然平気だよ！裕也の仕事場だし工場の中に入らなかったら安全じゃん」




コップにお茶を注ぐと愛は裕也に手渡した





「そらそうだけど……」




お茶を受け取りまだ不満そうな裕也




そんな裕也を全く気にしないような愛は再び裕也にお弁当を渡した





「今日の卵焼きすごい美味しく出来たんだよ！」



嬉しそうに言う愛に裕也は『負けたな』と内心で笑い卵焼きを頬張った














「ホントだ
めちゃくちゃ美味ぇよ」