今回は、今まで集めた『 Native Jewelry Collection 』を記事にしたいと思います。


ブログに記録として残しておかないと、何がどうだったのかを忘れてしまいそうなので(笑)


最初にご紹介するのは、ターコイズのペンダントです^^


ターコイズとひと言でいっても、ターコイズにはいろいろな種類があります。


私が持っているターコイズは、アメリカのターコイズ鉱山のもので、鉱山は32箇所存在しており


ターコイズの種類は、実に36種類もの種類があります。


このターコイズペンダントヘッドは、ブルーダイヤモンドという種類になります。


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通常売っている物とは、ブルーダイヤモンドの特徴が違うので、一見違うようにも見えますが


紛れもなく”ブルーダイヤモンド(ターコイズ)”です。 写真を2枚載せたのは、左の写真は


実際に見た感じに1番近いので載せました。 右の写真は、ターコイズの表面の模様を


わかりやすくさせるために、露出を抑えて撮影したのですが、それでもわかりにくいですね^^;


このターコイズの表面には薄い水色を主体に、薄い黄緑のようなマトリックスと濃いブルーの


マトリックスが少々入り、黒いものもあります。 パッと見は普通な感じですが、よくよく見ると


実に味わい深いターコイズと言えます^^  このターコイズペンダントヘッドは、知る人ぞ知る


『 LOWRY COLLECTION 』 の物です。 ローリーコレクションは、ターコイズ石鑑定の


世界的権威「 ジョウ・ダン・ロウリー 」がハイグレードのナチュラルターコイズを自ら選び


カットして研磨を施し、そのターコイズを使用し信頼するインディアンジュエリーアーティスト


のみが作り上げたものが『 LOWRY COLLECTION 』となるわけです。


今回この作品を作ったアーティストは「 Jimmy Brown 」というベテランのアーティストです。


ローリーコレクションを購入すると、ギャランティーカードと石の鑑定書が付いてきます。


私は身に着ける時はディアスキンの紐を使い使用しています^^ ちなみに価格は18万でした。


次にご紹介するのは、『 ビズビー 』ターコイズを使用したリングです。


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これはインディアンジュエリーアーティストの「 GARY REEVES(ゲーリー・リーブス) 」が


作ったリングです。 最近はこのようなロイヤルブルー、ビズビーらしいビズビーがあまり


目にする事がなくなったので残念です^^; ビズビーの鉱山は1960年に閉山されているので


それから53年経った今では、このようなビズビーの数が激減してるのは仕方がないと思います。


ビズビーは世界的にコレクターのいるターコイズなので、そのコレクター達が放出しない限り


トップグレードやハイグレードのナチュラルビズビーは、市場にはなかなか出回らないという


現実があります。 だからこそ、ビズビーを買う際は注意が必要で『 本物 』を買ったほうが


イイわけです。 ここでいう”本物”とは、ナチュラルビズビーであり、グレードの高いものを


指します。 ナチュラルとは、トリートメントだけしたものを言います。 ターコイズは種類に


よっては、もろく欠けやすいものもあるので樹脂で固める等の加工が必要なものもありますが


ビズビーは比較的に硬いほうなので、原石を磨く程度のトリートメントのほうが、最も美しいと


思います。 最近売られているビズビーは、マトリックス(写真でいう茶色い部分)だらけで


あったり、ツヤがあまりないものであったりしてもそこそこの高値がついている物もあります。


もちろん市場に出てくるビズビー自体の数が減れば、相対的にどんなビズビーであっても


値が高騰してくる傾向は理解できますが、絶対的に価値の変わらないもの、価値が上がって


くるものは、本物のビズビーだけなのです。 いわゆる、宝石としての価値のある石だと


いうことです。 深みのあるブルーとガラスのような光沢がなければ・・・というわけです。


それから、よく勘違いされている方も多いのかもしれませんが、一流のアーティストが


作っている作品だからといってもイイ石が使われてるとは限りません。


なぜなら、彼らインディアン達は私達が思っているほど裕福ではないのです。


ですので、一流のアーティストが作った作品の中でグレードの高い石を使っているのは


ごくわずかな物だけです。 大切なのは、その石がどのルートで使用されて、その作品と


繋がったかです。 希少価値の高い石は、そこをきちんと理解した上で購入するべきです。


誤解のないように言いますが、これはあくまで宝石としての価値でお話しているので、みなさん


がひと目見て、何かを感じて気に入ったものがあれば、それが1番である事は確かです^^


それがインディアンジュエリーの醍醐味であり、楽しみであると私も思っています。


ちなみに当時の価格で7万円でしたが、今では倍近い価格になっていると思います。


次にご紹介するのは、サンダーバードのリングにターコイズがSETされているものです。


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この写真も2枚載せたのは、色味は左のほうが現物に近く、右の写真は石のマトリックスが


わかりやすいように露出を抑えたものになっています。 このターコイズはショップの人の


話では『 ビズビー 』 という事でしたが、確かにリングの内側の貼ってあるシールには


『 Bisbee 』 との表記がありました。 石の感じは、色味は薄いパウダーブルーの感じで


網目状に写真ではわかりにくいですが、実物は太陽光で見ると金色に光るマトリックスが


全体に入ってる感じです。 そう思うと、ナンバーエイトのようなビズビーですが、このリングは


サンダーバードのリングに変わったビズビーがSETされていたのと、何よりも見た瞬間に


気になったので購入させていただきました^^ 価格はリーズナブルで3万円でした。


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リングを後ろから見ると『 サンダーバード 』 の形になっているのがよくわかります^^


このリングを製作したアーティストは、「 GARY REEVES 」です。 リングの裏には必ず


アーティストのマーク(ネームも含む)が入っています。 指にリングを装着した感じは


こんな感じになります^^ 一見シンプルなデザインだけど、実はというところがお気に入りです。


次にご紹介するのは、以前にもブログでUPしたものですが、このデザインは珍しい事もあり


今回また載せたいと思います。 『 Weaver Selina (ウェーバー・セリナ) 』 が製作した


「 Water Bird(水神)」 の5連ブレスレットです。


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ウェーバー・セリナの作品で、「 Water Bird 」のデザインは代表作として有名なところですが、


当時この作品を初めて見た時は、あまりの格好よさに目が釘付けになってしまいwww


ショップの人と2時間くらい話したのを思い出します。 このデザインは昔からあるものではなく


ウェーバー・セリナが生み出したデザインなので、他のアーティストは使う事はできません。


ゆえにこれもまた希少価値が高いものになります。 そして何よりも珍しいのは、この5連という


デザインの形が珍しいのです。 ウォーターバードのデザインでバングルは数多く見かけますが


ペンダントヘッド1個分の大きさのウォーターバードが5連になってるブレスレットというのは


これを購入した以来、いまだに見たことがありません。


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少し前にショップにて、左の写真とまったく同じサイズの同じデザインのペンダントトップが


売っていましたが、その価格を見てビックリしてしまいました∑ヾ( ̄0 ̄;ノ


1個4万円でしたΣ(゚д゚;)  という事は単純計算でいくと、この手持ちのブレスレットは同じ物が


5個連なっているので20万する事になりますΣ(・ω・ノ)ノ! しかもデザインが珍しいので


付加価値をつけるともっとすごい事に!! 当時はただ単純にデザインが気に入ってしまい


購入しましたが、しかもその時はセールをやっていたので、かなり安く買えたのを憶えています。


右の写真は、いわゆるインディアンジュエリーアーティストの本人のマークが入っているものです。


ウェーバー・セリナはもともと3人で製作活動を行なっていましたが、現在では1人で活動して


いるらしいです。 それで本来はこの証明するホールマークが3種類存在するのですが、


このブレスレットに入っているホールマークは、ウェーバー・セリナご自身のものでした^^


たまたま購入できたものが、珍しいもので、さらにはセリナ自身が手がけた作品ともなると


インディアンジュエリーは本当に出会いなんだなと思いました。


次にご紹介するのは、これもまた形の珍しいペンダントトップになります^^


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これは『 SUNSHINE REEVES (サンシャイン・リーブス) 』 がスタンプワークにて製作した


作品です。 なかなか、こういったデザインがなかったので、これも当時に見つけた時は


目が輝いてしまいましたwww 一流のアーティストの作品は、それぞれ代表的なデザイン


が存在しますが、ごくたまに変わった作品を製作する時があります。 その時に何かを感じ


インスピレーションの赴くままに製作すると、こういったものが出るのかもしれませんよね^^


ですからその分、絶対的な数は少ないので私はこういう作品が好きです。


このペンダントヘッドは、とても大切で大事な人からバースデープレゼントとしてもらったもの


なので、普段から身につけています。 手持ちのアクセサリーの中で1番大事なものです^^


次にご紹介するのは、これもまたまた珍しい1品になります。


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この作品は、『 Steve Wikiviya Larance (スティーブ・ウィクヴィヤ・ラランス) 』 のものです。


ベルトのバックルになりますが、これもまた非常に珍しいデザインとなっています。


そもそも、スティーブの作品の中でバックルはあまり無いので、それだけでもレアだと思います。


また、スティーブの作品は「 トゥーファキャスト 」 と呼ばれる製法で作られており、これは


サンフランシスコの火山の頂上で取れる、1000年以上前の火山灰が硬くなってできた石を


使用して、その石にデザインを彫り込み合わせた後にドロドロに溶かしたシルバーを流し込んで


製作する方法であるため、その出来上がった風合いは独特なものがありますが、この使用して


いる石はとても脆いので、その型からは複製できても2~3回がが限度であり、作品の出来を


考えるなら、やはり最初の出来が1番なので数は世界で1個~2個しかない事になります^^


ましてや、この作品のように普段のデザインとは違うものや、リングやバングルと違うものは


数が極少なのでさらに希少価値があるわけです。 何よりも人同じものが嫌な人には


もってこいのアクセサリーですよネ^^  ちなみに当時の価格は7万円でした。


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バックルの裏側には、スティーブの名前とホールマークが入ってます。 ホピ族だからサンフェイス


のマークも入ってます^^  さてこのバックルですが、手持ちのコンチョベルトに使ってみたら


どうだろうかと思い購入したので、さっそく取り付けてみましたwww


このコンチョベルトも、今となってはかなりの高額で販売されていますよね(  ゚ ▽ ゚ ;)  このコンチョ


ベルトはR.TOMというアーティストが作ったものですが、R.TOMの本当の名前は『 JOE TOM 』 と


言いますwww ではなぜ、『 R.TOM 』という刻印が打たれているのかというと・・・自分の刻印を


無くしてしまい、奥さんの刻印を使用してるのですwww え??なんで?自分の刻印をまた作れば


イイじゃんと思う人もいるとは思いますが、前述に書いたようにインディアンはみなさんが思うより


裕福ではないので、自分の刻印を新しく買うよりもその資金を使い、シルバーの地金を購入して


次の作品作りに当てている事も少なくないのです。 事実、ここ最近は地金が高騰してしまった


ために、シルバーの地金が買えずカッパー(銅)を使い作品を作るアーティストも多いのです。


石に関してもそうですね、ターコイズの数が少なく市場に出回らないようになると、他の石を


用いた作品が増えてきています。 ですので、自分が目で見て何かを感じて気に入ったものを


購入する事をおすすめします^^ 実際、私もこのベルトを形にするために、ナバホ族が作った


ベルトの革がよくなかったので、もともとの革からコンチョを取り外し、自分が買ってきたベルト


用の革を加工してコンチョを移植し、ホピ族が作った今回のバックルを組み合わせて楽しんで


やってます^^ 革を交換しても、今回のように部族の違う作品を組み合わせて使用したとしても


その価値に変わりはありません。  大事に使用せずに保管される方もいると思いますが


私はコレクターではなく、アクセサリーやジュエリーは身に着けてこそ意味があると思って


ますので、オシャレを楽しみながらやってますよ^^ 


次にご紹介するのは、『 Dan Jackson (ダン・ジャクソン) 』 のバングルです。


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ダン・ジャクソンも、人気のある一流のインディアンジュエリーアーティストの1人ですよね^^


この人の特徴はなんと言っても、このナバホ伝統の織物の柄にも使用されている”ラグ柄”が


代表作です。 これもひと目見て気に入ってしまい、即購入してしまったのを憶えていますwww


ダン・ジャクソンは、オーバーレイ手法を用い作品を製作しています。 オーバーレイとは


ベースのシルバーに、デザインを施したもう1枚のシルバーを重ねる事で立体的に表現できる


技術です。 主にホピ族がオーバーレイを得意としていますが、ナバホ族であるダン・ジャクソンも


その技術が高い1人であるといえます。 このバングルも普段身に着けてる事が多い1つです^^


最後にご紹介するのは、これも今では珍しいかもしれませんが、同じくダン・ジャクソンが作った


バックルになります。 このバックルはバングルと共に見つけてSETで買いました^^


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以前はバックルも作っていましたが、最近ではあまり見かけなくなってしまいました。


これもナバホ伝統の織物の柄をデザインに使用した作品になっています^^ 


この独特の感じが何ともカッコイイですよネ^^ これもオーバーレイ手法で作られています。


写真ではわかりにくいと思いますが、模様の下の地金部分のザラついた感じはシルバーの


粉を吹いてこの独特な感じを出しているそうです。 これもダン・ジャクソンが持つ技術の


1つです。  このラグ模様も、ダン・ジャクソンが生み出したデザインなので、他のアーティスト


は使用することができません。 このように、インディアンが作る作品はそれぞれが持つ技術や


デザインする感性がそれぞれ違うので、同じものが1つとしてないのが特徴といえます^^


アクセサリーとしてはもちろん、アートとしての価値も高いので、そこがインディアンジュエリーの


魅力の1つなんだと思います。  そして何よりも、1つ1つが手作りであるという事がその手間や


技術や魂の込められた作品としての高い価値があると思います。 


私が購入する服や靴やアクセサリーは、自分なりにこだわりを持って買っています。


高くてもダメな物、安くてもイイ物、世の中にはいっぱいあると思いますが、こだわりを持って


購入するなら、失敗も少ないのかもしれません。 そして何よりも楽しむ事で、イイ物に


出会えるのかもしれません^^  またイイ物に出会えたらUPしたいと思います。