札幌 と 東京




その距離は、女子高生だった私には、とてつもなく遠くて。


もう、二度と会えないように思ってしまうほど。


その上、最愛のKJには自分から電話をすることもできず。




会いたい・・・・・・・・。


逢いたい・・・・・・・・。



毎日、毎日考えるのは“ただ逢いたい”それだけ。



あまりにも自分が置かれている状況が悲しくて、昔のKJさんの携帯番号に電話をしてみる・・・。



・・・・・もちろん繋がらない。


「ばーか。。。」



***************



そんな状況にも慣れてきたある日・・・。


【非通知着信】


「まただ。KJだ。もう、連絡してこないでって、言おう。。。」



でじ「はい。」


KJ「あ、でじ?今から会える?」


でじ「え!?今どこにいるの!?」


KJ「札幌だよニコニコ


でじ「逢える!」






**************



本当に、本当に、なんて馬鹿なんだろう・・・。


もう連絡しないで!って。


もう逢えないから!って。


そう言うはずだったのに。。。




どんなに悩んでも、もうひとつの結論しかないみたい。



愛してるんだ。

KJと連絡がとれなくなって、早1ヶ月・・・・・。


「もしかしたら、繋がるかも!」と思って、何回かKJの携帯に電話してみた。


もちろん、繋がらない・・・・・・・。


「もう、1ヶ月経つもんね。でじ、捨てられたんだな。KJさんとの恋は、もう終わりなんだ。。。」


そう、この数日納得しかけていた。






そんなある日。


【非通知着信】


・・・・・・・・?


怖・・・。



怖いけど、出てみよう・・・。



でじ「・・・はい?」


KJ「あ、俺!久しぶり!にひひ


でじ「(KJさん???)えっ?」


KJ「元気してたぁ?」


でじ「うん・・・・(涙)」


KJ「え?何、泣いてんのにひひ


でじ「だって・・・もう、二度と声聞けないと思ってたから・・・」


KJ「ははは。でじ、彼氏できた?」


でじ「え?うちらって別れ・・・たの?」


KJ「もしかして、俺の事、待ってた?」


でじ「うん。KJさんの事が好き・・・。やっぱり好き・・・。」


KJ「そっかぁ。前にさぁ、俺他に女いるって言ったじゃん。その女連れて、今東京来てるんだ。女、ソープで働かせてるんだけど、車でも買おうかな~って。半年くらいしたら、札幌帰るから!俺の事、待ってなくても良いよ~。」





この人は、どれだけでじを驚かせれば気が済むんだろう。


でじはどうすればいいの?


今は、ただ、ただ、ただ、KJさんの声を聞けたことが嬉しい。


KJさんに逢いたい。


KJさんに抱かれたい。






この日、この時のでじは、冷静に自分の置かれている状況を考える事なんて出来なかった。。。

これまでの事を冷静に考えてみた。


KJとの出来事を。


KJと出逢って約1ヶ月。


KJは初めて、でじをナンパしてきた人。


KJは初めて、でじの彼氏になった人。


KJは初めて、でじの唇を奪った人。


KJは初めて、でじの・・・・・。


KJはでじの全ての初めての人。




KJの全てを知りたい。


KJの事をもっともっと好きになりたい。


KJと一緒に居たい。



けど、KJは・・・・・?



KJは、待ち合わせにはほぼ必ず遅刻。


KJは、でじに歳を嘘ついていた。


KJは、他に女がいる。




意味が分からない。



あのえっちの日から3日・・・・。


KJからの連絡はない・・・・。


「でじは遊ばれたの?」


逃げないで連絡しよう。




勇気を振り絞ってKJに電話した。







「お掛けになった電話番号は、現在使われておりません。」






「えっ?」







でじは、捨てられたの?遊ばれたの?






もう、何も考えられなくなった。







ただ、涙しか出なかった。



学祭後のデートから10日後。


とうとうこの日がやってきた。


と言っても、普通の感覚からすると、とても早いと思う。


初めてのえっち。


誰だって、そう簡単なものではないと思うけど、「本当にKJとしちゃうの?」「KJで本当にいいの?」って悩んだ。


けど、身も心もKJのものになりたい。素直にそう思ったの。。。




でじ「KJさん、明後日の夜、お母さん検査入院でいないの。泊まりでいないの。。。うち、泊まりに来ない?」

KJ「まじビックリマークいくいくニコニコ



その日、学校が終わって、急いでおうちに帰って、お部屋綺麗にした。


前日も念入りに掃除したから、これ以上綺麗にするところなんてもうないのに(笑)




KJが来るのは、夜、10:00。



あと少し。でじは、念入りに体も綺麗にして新しい下着で待っていた。



10:00・・・・来ない


10:15・・・・・・まだ来ない。


10:30・・・・・・・・・・遅い。


10:45・・・・・・・・・・・・・もう3回目だし、遅刻には慣れっこ(笑)この間なんて3時間待ったしね(笑)




ピンポーン♪



・・・・来た。ドキドキがはんぱない。



でじ「はい。いらっしゃいませ。。。」

KJ「シャワー浴びてきたよ。」

でじ「うん。。。何しよっか?テレビでも見る?」

KJ「そうだね。とりあえず、まったりしようか。」

でじ「(ホッ。)うん、見よう。」


・・・・・・・どれくらい沈黙の時間が流れていたか分からない。

・・・・・・・1時間?

・・・・・・・もっとかも。

・・・・・・・突然、KJが。


KJ「俺、、、。」

でじ「はひぃ!」

KJ「裏返ったよ。大丈夫?」

でじ「(恥)大丈夫。。。で、何?」

KJ「俺、でじの部屋に行きたいな」

でじ「うん、分かった。」



************



ドキドキがとまらない。


ムードとかそんなん分からないから、でじはとりあえずCDを流した。


聞きなれた曲が流れてきて、なんだか落ち着いてきて、KJの顔見ようとしたら・・・・・。




ちゅっキス



突然のキス。。。。




KJ「いいんだよね?」



でじ「うん。KJさんの好きにして。。。」





*************



生まれて初めてのえっち。


文章が下手だからえっちの表現は出来ないけど、好きな人が相手だからなのか、初めてなのになんだか気持ちよかった。



*************



えっちが終わって、幸せ気分で抱き合っていたら、突然KJが話し始めた。






KJ「あのさ、俺他に女いるんだよね」



でじ「?????????」



KJ「(笑)あ、別に気にしないで、貢がせてるだけだからニコニコ。俺の彼女はでじだけだから」



でじ「?????????」



KJ「じゃ、俺帰るわぁ。」



でじ「え?朝まで一緒に居れるんじゃ・・・?」



KJ「いや、帰る。またねキス





そして、でじは一人に。




初めて大好きな彼と結ばれた日に。



他に女がいると告げられ。



でじは一人になった。



一人になった。

でじはどんどんKJを好きになっていく。


KJはでじに女の子として生まれて、女の子として好きな人に言われたい言葉を沢山くれる。


でじはとっても幸せ。



***********



学祭終わって、しばらくの間バイト帰りにおうちまで送ってもらうだけで、今日は久々のデートドキドキ


気合を入れて、待ち合わせ場所の駅前にニコニコ


約束は13:00。


今日は花火の日だから、一緒に観ようラブラブって約束だったの。



「ああ、でじは幸せだなドキドキあんなに素敵な彼氏と花火観れるなんてニコニコ



るんるんなでじ。



・・・・・・・・・・・・・・。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。



彼が来たのは約束の時間から3時間後の16:00。



別に約束は“花火みにいこう”だから、お昼から待ち合わせしなくてもよいかもだけど、KJが13:00って言ったんじゃん・・・汗



3時間の間、まったく連絡のない彼をただ待つ女ってのも微妙かもだけど。




KJ「ねぇ、でじ。俺、本当は26歳なんだよね」


でじ「え?何が?」


KJ「だから、俺、年嘘ついちゃったニコニコ



***********



今までで最高の屈託のない笑顔。



どんな小さな嘘でも許しちゃイケナイってどうして気付かなかったカナ。


どんなに好きでも嘘つきはイケナイよね。


けど、そんなのが見えないくらい、KJさん、あなたに首ったけだったの。


付き合い始めて約10日後。


私の学校の学祭の日になりました。


もう、朝からドッキドキショック!


だって、KJが来るって言うんだもんドキドキ


前にも書いたとおり、KJはめちゃくちゃかっこいいから、自慢の彼氏だし、当時社会人と付き合ってるってだけで鼻高かったし。。。


一般開放の時間はお昼の、確か11時くらいから。




11:00・・・・・・・・来ない。


11:15・・・・・・・・・・・・・・来ない。


11:30・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・来ない。



「まじ凹む・・・・・・・・あせる


と泣きそうになっていた時、やっとKJがビックリマーク




KJ「ごめんビックリマークちょっと道混んでて~あせる

でじ「そっか、事故にでもあってたらどうしよっかって思っちゃった。」

KJ「でじは可愛いなぁ。」

でじ「・・・・(照)」



そんな、そこらへんにいるバカップルなやりとりをしていた。



私の通っていた高校は、商業高校で90%が女子。


だから、いくら一般開放の学祭とはいえ、男性は少ない・・・。


そんな中、20代半ばくらいに見える男性と歩いていたら目だって目立ってたまらなかった。


その視線が快感だった。







隣にはめちゃくちゃかっこいい、大人な彼が居て。


めちゃくちゃかっこいい彼と腕を組んで歩いて。。


彼はでじを一番可愛いって言ってくれて。。。


周りの視線をでじと彼が独占していて。。。。




KJ「女の子、本当に多いねぇ。」

でじ「ぅん。(可愛い子いっぱいいるから、目移りしてるかな・・・)」

KJ「うん!!でじがいっちばん可愛い。俺、嗅覚いいなぁラブラブ!

でじ「KJさん、大好き恋の矢



こんなに幸せだったのに。


誰がみたって、超幸せなバカップル。


まさか、たった10日後にあんなことになるなんて。


KJの事を知れば知るほど、でじは不幸になっていいく。。。。


KJと付き合い始めて3日目。


・・・初デートの日がやってきました。


前日の電話ですでに緊張しまくっていた私。緊張を察したのか、KJは「いつも一緒にコンビニに行ってる職場の仲間連れてくよべーっだ!」とのこと。


ホッ・・・;。とした反面、ちょっぴり寂しい私。これだから恋愛ビギナーわっ汗



デートの待ち合わせは、でじの地元の駅前。約束の時間の15分後(この時点で酷い)にKJは到着。


KJは車でやってきました。大人だから、当然なんだけど、当時の私は15歳。当たり前にタバコすって、当たり前にお酒呑んで、当たり前にパチンコ行って、当たり前に車の運転をする。。。


全部当たり前じゃないの(笑)


だから、KJのこと改めて年上なんだな、この人って思ったの。


でじ「ねぇ、ねぇ、KJさんって何歳なの?」

KJ「あぁ、言ってなかったっけ?俺、24歳だよニコニコ

でじ「へぇ、もっと若く見えるね♪」

(・・・って、9歳も年上かぁ。結構上だったんだなぁ。個人的にはポイントアップだけどドキドキ


なんて、他愛もない会話してドライブしてた。


運転は会社の同僚に任せて、KJとでじは後部座席でおしゃべりして、いちゃいちゃしていたの。


そしたら、ふとKJが窓の外をみて、首筋があらわになって。KJはガテン系の仕事していたから、凄い体しまっていて、ふと横を向いた時の首筋が筋肉質で、でもムキムキでなくて、たまらなくSEXYで・・・。




でじは・・・・・




自分からKJの首筋に・・・・




ちゅっキス・・・・って・・・・。





KJは驚きもせず、でじの眼を見つめて・・・・




でじもKJを見つめ返して・・・・・




初めてのディープキス・・・・・。




ディープキスってどこで息継ぎしたらよいのか分からないって、本当だね。。。


初ちゅうってなんの味?ってよく言うけど、KJさん、でじの初ちゅうの味はLARK MILDだったよ。。。




あのキスで、でじはあなたの虜になりました。


「本当に本当に、ちゃんと好きになろう」

「好きってたくさん、伝えよう」

「少しでも永く一緒にいよう」


そう思いました。


KJさん、あなたの全てが反則だったよ。。。


『今日も頑張るぞキラキラ』と意気込み、コンビニへ。

その日は、先に先輩のバイトさんが居た。

(あっ。昨日居なかった人だ。。。挨拶しないと。。。汗)

でじ『ぁ、あの。。。、』

先輩『あ、デジちゃん?これ、渡してって頼まれたの。はい。』

でじ『え?はい。』(電話番号?・・・KJ?)

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その後、しばらく(2日目だし)必死に働いていた私。

すると、またあの声が。

『ねぇ!!俺の電話番号もらった?もらったよね?電話待ってるからドキドキじゃねにひひ

凄い勢いで彼は喋り倒していって、私は思わず頷いてしまいましたしょぼん

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帰宅し、落ち込む私。。。
『これ、どうしよう。私、ちゃんと断らなかったし、電話しないと駄目。。。?だよねガーン

しばらく、気持ちを落ち着かせ、彼にとうとう電話を。。。

KJ『はい?』
でじ『あの、コンビニの。。。』
KJ『あ!でじちゃん?待ってたよードキドキ
でじ『ぁ、はいシラー
KJ『ってかさ、付き合わない?俺、好みなんだけど!!!?付き合おう?決まりねキラキラ明日もバイトいる?明日、迎えに行くからニコニコ
でじ『あ、うん。。。いいよ。』

一瞬で、私に彼氏が出来た。


今思えば、あの時電話しなければ良かった。。。
今思えば、あの時頷かなければ良かった。。。

高校1年、夏。

念願のアルバイト☆を始めました!

家族やクラスメートが来るのが嫌だから、わざとおうちからも学校からも遠いコンビニでのアルバイト。

とにかく店長さんの人柄が良いのが印象的で、即決!即働!でした。




バイト初日。

先輩バイトの方に品出しやレジを教えて貰いながら、必死に時間を過ごしていました。(あんなに必死になることって、二度とないかも。。。)

そんな時、『ねぇ、ねぇ、君!』って成人男性の声が。

『はいニコニコ』笑顔で彼を見ると。。。

ちょーイケメンキラキラ

ドンズバ好みの顔が、目の前に(笑)

『ねぇ、ねぇ、可愛いね!今日何時まで?遊び行かない??』

産まれて初めてのナンパ。。。!

ってか、絵に描いた様なナンパの仕方!(笑)

アルバイト初日で緊張しまくっていた私は、笑う事しかできず、20分くらい粘っていた彼も帰っていってしまいました。



おうちに着いて、初勤務を振り返り思った事は。。。


『彼、かっこよかったなぁ~ニコニコ



正直、今まで体験したことのない世界に飛び込む以上、男性との出会い期待しちゃってたから、初日から出会いがあって嬉しかったドキドキ


嬉しかった。ただそれだけだったのに。


彼との出会いが以後の私の人生にこんなにも痕をのこすなんて。。。


うかれていた私は考えても居なかった。。。