引退ブログ
正解
こんにちは、つばさです。
今日で最後のOP、かつ今年最後のM練が終わりました。明日は小屋入りですね。あっという間。
引退ブログ結局ギリギリになってしまいました。今みなみにあげるのを待ってもらっているので、さっさと本題の方にいきますね。
引退ブログずっと何を書こうか考えてきました。
FreeDの人達一人一人に書きたいこと、伝えたいことは本当に本当に山ほどあるんだけど、今日は大枠として、ジャズだけに向き合ってきた自分の話と、幹部代の一年間ずっと僕が考えてきた『正解』の話について書きます。
長くなったんだけど、幹部交代式いけない分だと思って許してください。引退後の半年間は伝えられる機会もないと思うので今伝えたいことを全部伝えます。
破線部の間は基本的には僕の頭の中の垂れ流しです。
時間ない人は最後だけ読んでください。
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僕のFreeD生活の振り返り
大学に入った当初、僕はダンスなんて全く興味なく、本気でリコーダー同好会かピアノサークルに入ろうとしていました。友達に誘われて半ば無理やり連れて行かれたfreedの新歓ライブでジャズダンスに出会いました。生まれて18年、運動なんてほとんどしてこなかった僕にとってダンスサークルに入って、舞台上でキラキラ踊るのは、キャラじゃないと思っていました。でも一度だけ行った体験練習で思いの外絡みやすい先輩達に出会い、こめっちさんに「嫌だったら1ヶ月でやめたらいいんだよ」って言葉に押されて、確か期限過ぎてから応募フォームを出しました。そしてなーなーで受かり、なんだかんだ3ヶ月ぐらいでやめるだろうと思っていたサークルがFreeDです。
なーなーで入りましたがやりたいジャンルは決まっていました。新歓ライブで初めて見たジャズが忘れられなかったんですよね。冗談抜きで、体験練習・新歓合宿リバイバルまで全部ジャズをやっていました。この時期までにジャズに骨抜きにされ、ジャズヲタクになっていました。今に至るまで、チャレンジで靴を履いたことは一度もないし、ストリートに出たのも2年新歓のRBと2年公演のfreestyleだけです。freedに入ってから30近くのジャズナンバーに出てきました。1.2年生の頃は純粋にサークルが楽しかったです。
全く体を思い通り動かせない状態から、一つずつ出来ることが増えていって徐々に体を動かせていって音楽に合わせて踊れるようになることが楽しかったんです。ジャズ初心者メンズという誰からでも教われる圧倒的アドバンテージを生かして、週に何回もまさきさんやとしさんに教えを乞いにいってました。初めて綺麗にそれっぽいインサイドターンができただけで超嬉しかった。
でも、ジャズはもちろん苦しいことの方がずっと多かったです。僕は筋肉も柔軟性も体を動かすセンサも運動神経もなかった。それに対して同期の女の子達は5年10年とバレエやジャズをやってきてるし、同期メンズも半数はダンス経験者だし運動神経もいい。新歓合宿の時の絶望たるや。同じ舞台に立つからには彼らの5年や10年に、ぼくは1年で追いつかなきゃいけない。だから同期の5倍・10倍は練習しようとしていました。まさきさんととしさんをはじめとする憧れの先輩や同期の踊りをずっとみて真似し、一つ一つ正しい形、体の使い方に直していく。みんなが当たり前のように無意識でできることを、一つ一つ意識して体に染み込ませて無意識化していくことの連続でした。手先を伸ばす、ターンアウトを切らさない、背中の引き上げ………いくら振りを覚えても、考えて踊っても、基礎がないとそもそも踊りにもならないのがジャズダンス。毎回の通し練のたびに、舞台上でいい立ち位置もらって輝いてる同期が羨ましかった。みんな何ジャンルもやってるのに上手くなっていく。一方僕はジャズにしか手を出してないのに下手なまま。自分のダンスが嫌いだったし上手くなれないことに焦り、悔しがっていました。いつも通し練後は病んで、OBさんたちに泣きついてました。情けない話です。通し練ごとにダンスの悩みを聞いて優しく励ましてくれたえまさん、としさん、みきおさんには頭が上がりません。「18期の山田利喜」になると豪語して、ひたすらに体の使い方・魅せ方・形も全てとしさんになれるように頑張ってた1男の頃も、としさんを脱却していかに安東翼らしいジャズが踊れるかを考え正解を探していた2男の時もジャズは辛かった。未来の20期から「20期の安東翼になりたい」って言われるような踊り手にどうやったらなれるかをずっと考えていました。僕はジャズしかやらないと決めていた分、ジャズから目を背けることも逃げることも出来ず、ただただ自分のジャズの踊りと表現の正解を探し追い求めてきた2年間でした。逃げ出しはしなかったけど、ジャズは楽しくなかった時期がほとんどだった。3男の一年はM責や執行の仕事に加え、FreeD以外が忙しくなって自分のダンスに向き合う時間がかなり減ってしまった。(後述)
ジャズをようやく好きになれたのは3年生の新歓ライブの頃。FreeD現役生活のなかで1度だけ出た外部がきっかけでした。FDL冴ナンバー。3男になってから出たのに、周りが強すぎて、自分がMの中の最底辺の最底辺すぎて泣いてたナンバーです。あのナンバーの人達は、同じ振りを踊っているはずなのに全員が違う。身体能力も基礎力も当たり前のようにすごいんだけど、一人一人が振りを自分のものにして自分なりの伝え方で踊ってる。見ているだけで声が出なくなる。息が苦しくなる。時間が止まる。時間の経ち方が遅く感じる。そんな踊りをする人達でした。
その時に気づいたんです。ダンスに正解なんてない。一人一人の踊り方の中に良いところがあって、人それぞれの伝え方があって、それが上手いか上手くないか判断する指標も結局は好みでしかない。
悲しいのも暖かいのも苦しいのも幸せなのも寂しいのも嬉しいのも全部伝えられるのがダンスです。みんなその人なりの伝え方を持っている。一つ一つの振りに向き合い、考えて練習を伴った踊りはどれも人の心を動かす力がある事に気づきました。
僕もM責さんがくれた振りを自分ならどう表現しよう。どう踊ろう。どう伝えよう。そういうことを考え始めました。誰かの真似事ではなく、自分らしい踊りを求めるようになりました。そうやって考えた自分のニュアンスを好きっていってくれる人がいてくれて、ようやくジャズに自信を持ち始めジャズの本番だけじゃなく練習も楽しくなりました。。
でも、最初の2年間の辛い時期がなければこの考え方に至れるまでの基礎も身につかなかったと思う。ジャズが嫌いながらも向き合い、悩み、試行錯誤していた時期がつみ重なって形成されたのが今の僕の踊りです。すごい感覚的なことをゴタゴタ言ってしまった。でも本音です。
癖は強くなったかもしれないけど(よしざわは毎回怒られててすいません。本番までに直します。)僕は自分の踊り方が好きだし、この3年間ジャズをやってきた集大成としてある程度気持ちよく引退できます。まだまだ道半ばだし、1男の時になりたかった3男の姿には全然なれてないけど、ジャザーとして育ててくれ、居場所をくれ、存在価値を与え続けてくれたこのサークルには感謝しかないし大好きです。
ダンスを好きになれない時期や自分の踊りが無性に嫌いになることって誰にでもあると思う。そういう時は自分が舞台上の瞬間や、好きなナンバーを見ればいいんじゃないかな。舞台上の緞帳が上がる瞬間。照明が自分に当たって、アドレナリンが出て一瞬なんだけどゆっくりにも感じる舞台上で踊っている瞬間。僕は舞台上で何者にでもなれるのが好きです。舞台上では自分は1人のダンサーでもあるんだけど、それ以上に色んな感情やイデオロギーの象徴になれる瞬間が大好きです。練習している間は辛いし、自分の踊りから目を背けたくなるんだけど、なんだかんだ本番の一瞬って超楽しくないですか。後輩たちにはその楽しさをずっと忘れないで欲しい。ここまでが僕がジャズだけに向き合って来た話。
次に話すのが、僕が幹部代の一年間考えて来た『正解』のお話。3年生になると響くようになる話かもしれないw
大学生活の4年間、どう使うのか正解なのかこの一年考えてきました。周りで就活の準備が始まったのがきっかけかな。この1年間は自分の将来を考えることが多かった。FreeDにいる3年間っていう時間はあまりにも長い。FreeDにいなければできたこともたくさんあると思う。
FreeDの外にも面白い世界はいっぱいあります。僕の周りには、刺激的な人が多くて。彼らがどんどん新しいことに手を出し、面白い経験を聞かせてくれ、自分にない価値観を教えてくれる。一方の自分は週4.5でダンスをしている。将来を考えたら、プロのダンサーになるわけでもない自分の今の生き方が間違いなのかなとも何度も考えた。
でも今振り返ると、全力で走り抜けてよかった。全力で走り抜けたからこそ、悔いなく引退できるし、心の底から泣いて3年M踊れるだろうし、一生物の思い出としてこの3年間が輝いています。
ノリでfreedに入ったのは間違いかもしれない。でもその選択を正解にさせるのも不正解にさせるのも自分次第だと思う。毎日毎日悩みながら、100人で一つの目標に向けて全力で頑張る事。こんな熱い青春、今しかできません。この青春はアラブの石油王が何億円投資しても絶対に買えない代物だと思います。
後輩に一番伝えたい事。それは、中途半端に色々な事に手を出してやるより、一つのことをとことん頑張る方が価値があること。
今素直に頑張りたい事・今素直に楽しいことを全力でやることを恐れないで欲しい。FreeDじゃなくてもいいと思う。でも、もしそれがFreeDだったらとことんコミットしてみて欲しい。胸を張ってやりきったって言えるぐらいとことん頑張ってみて欲しい。
ダンスやMを作る事はちゃんと向き合ったら本当に面白いです。こんな若い僕らが自己表現をできる場ってなかなかないです。上手く踊るのもMを作るのも頭から湯気が出るほど考えるし時間もかかる。でも自分の作りたい世界観や感情を好きな音楽にのせて数百人の人に発信し、自分の作品を好きでいてくれる人がいる。ダンスって究極のコミュニケーションだなってたまに思います。こういう究極のコレオと観客のコミュニケーションみたいなものを学生のうちから経験できる事はかけがえないです。
辛い時もある。苦しい時もある。たまには逃げても、目をそらしてもいい。それでも最後まで走り抜けてみて欲しい。君らが時間をかけ、悩み考えながら頑張っている事が、作ろうとしているものが本当にダメなことはないと思います。君らの頑張りが無駄になる事も絶対にない。今、ここを全力で頑張った瞬間瞬間の軌跡が、後から振り返れば君にとっての『正解』になっていると思います。
これが今年一年間ずっと考えてた事の僕なりの結論。
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ここまで長くてごめんなんだけど、最後に各代へ。
先輩方へ
この3年間、本当にたくさんの先輩方にお世話になりました。
落ち込んでる時に真っ先に声かけてくれるJさん、ジャズの表現を教えてくれたもあいさん、いつも煽りつつなんだかんだ目をかけてくれるみきおさん、ずっとダル絡みしてくるしんいちろう、お兄さん的存在でアフターに付き合ってくれるまえさん。そして1男の僕を見捨てずに、何時間も補習練を組んでくださりジャズの基礎を丁寧に教えてくれたまさきさんととしさん。3年間ずっとずっと側で見守ってくれていたえまさん。あなた方がずっと目標でした。あなたたちの踊りに憧れ、追いつこうとこの3年間頑張ってきました。本音をいうと、もっとうまくなりたかった。僕はあなた達から本当にたくさんの事をもらったのに、自分が上手くなるという形でも、後輩を育てるという形でも返せなかったのが素直に悔しいです。でもあなた方がいなければ今の僕はいません。この3年間あなた達によって形成された等身大の僕の姿をどうか見守ってください。
後輩達へ
まず執行として君らに言いたいこと。
みんなFreeDに入って時間を割いてくれてありがとう。毎回のM練にも来てくれてありがとう。
踊る場所なんて山ほどあります。もっとレベルが高い場所も、もっとお金がかからないコスパのいい場所ももっと時間が取られない場所も。それでもFreeDを選んでくれて来てくれてありがとう。
サークルみたいな人のコミュニティって作るのは簡単だけど、存続させ続けるのってすごく難しいと思います。言葉選ばずにいうと、僕らはただLINEで同じグループにいるだけの薄っぺらい繋がりしかなくて。FreeDに来なきゃいけないルールや契約も何もないし、切ろうと思えばいとも簡単に切れてしまう関係でしかない。なのに、100人近くの人が毎週同じ所に集まってくれて、同じ目標に向かって頑張っている。きたらみんな笑いあって、一緒に踊って一緒に帰ってて。素敵すぎませんか。
ダンスが下手でも、振り覚えてなくても、仕事ができなくても、FreeDを好きでいてくれて嫌な顔ほとんどせずにM練にきてくれる。それだけですごく嬉しかったです。
ここからは持論だけど、サークルは毎日来なきゃ行けない場所ではないと思っています。来たい時にくればいいし、休みたかったら休んでいいし、辞めたかったら辞めればいい。でも帰りたいって思った時にいつでも帰れるのがFreeDであって欲しい。踊れなくなっても、留学に行っちゃっても、社会人になっても、このコミュニティに帰ってきたくなるような、ダンス以上の繋がりのある暖かい場所を今年も作りたい。
そういうことを考えながら1年間執行をやってきました。どうだったかな?w
正直、執行は辛いことばかりでした。偉大な先輩方が作り上げてくれた暖かいFreeDを引き継げているだろうか。みんなにとってここがhomeになれているだろうか。そのために自分には何ができるだろうか。そういうことを考えて出来る限りの選択・決定をして来ました。力不足な場面もあっただろうし、文句言いたくなることも多かったと思う。それでもついて来てくれてありがとう。
君らが明後日のステージを見て少しでもこのサークルに入って正解だったなと思ってもらえたら、この上なく嬉しいです。
19期へ。なんだかんだ僕は君らの事が大好きです。ダンスもうまいし、しっかり者が多い19期が来年どんなFreeDを作ってくれるか楽しみです。来年嫌なことも多くなると思うけど、逃げ出したくなったらいつでも頼ってください。僕にとって君らは本当に自慢の後輩達です。君らと一緒に2年間過ごせて幸せだった。
20期はあんま仲良くなれなかったな。もっと話したい人も一緒に踊りたい人もたくさんいます。来年帰る機会があったらまた迎え入れてくれると嬉しいです。2年は一番ダンスに向き合える一年だと思います。君らの新歓期の成長を近くで見れないことだけが心残りだけど、きっとすごいダンサーに育っていくんだろうね。来年は僕の好きな19期を支えてあげてください。
18期へ
君らには感謝してもし尽くせない。この三年間本当に楽しかった。君らと出会え、一緒に時間を過ごせたことが僕の自慢です。青春をくれてありがとう。第三回通し練でみんなが踊っているのを見て、何回も泣きそうになりました。みんなが魂を込めて作った作品に心が揺さぶられて、それだけでも泣きそうなのに、この3年間の色んなことが思い出されて、そんな当たり前の日常があと一週間で終わることをしみじみと感じて、あべMの時は堪えきれなくて本当にボロボロ泣いてました。この3年間、早かったけど濃すぎた。楽しい大学生活だった。いつも甘えさせてくれてありがとう。いつもご飯に行ってくれてありがとう。いつも一緒に踊ってくれてありがとう。君らのことが大好きです。引退してからも、心の底から仲良くして欲しいし、18期の繋がりが消えないことを切に願っています。18期引退旅行いけないの泣くほど寂しいです。僕が引退旅行vol.2を企画するので、全員絶対に来てください。
みなみとりょーこへ。長く気持ちを書いても嘘っぽくなる気がするので一言だけ。この一年、君らとサークルを一緒に作れたことは僕の中で一生物の誇りです。ありがとう。
18期はドライでなかなかエモくなってくれない人達ばかりだけど、どうせ千秋楽ではみんな泣いてるんだろうね。
長くなったけど、
ほんっっっっとうに充実した3年間だった!
「また明日」って当たり前のように言い合えてたこの3年間。この当たり前が明日からはもうそこにはないって思うとやっぱちょっと寂しいな。
もう明日に控えた僕らの公演。18期が魂を込めて作り上げてきた公演です。僕らにとっては色褪せない思い出の1ページになる大切な大切な1日です。本番の二回なんてきっとあっという間。
あとは舞台にいる瞬間を全力で楽しんで気持ちよく引退するだけ。
そんな僕らの最後の一日を暖かく送り出してください。
3年間本当にありがとうございました。
18期
安東翼