山本美月、お気に入りの車は?「メロメロになった」

 

撮影前には、車について何も知らなかったという山本だが、作品を通して魅力も発見した。

 

「車が欲しくなりました(笑)。博物館の中にはたくさんの車があったんですけど、フジキャビンが1番好き。1つ目でボケ~っとした顔が可愛いくて、メロメロになってしまいました。ちょっとキラキラとしたメッキ感や少しレトロな感じもお気に入りです」とにっこり。

 

また、ドラマではレーシングスーツを着用する場面もある。167センチの美スタイルを誇る山本のため、番組ではスーツをオーダーメイド。製作者からは「こんなに長いレーシングスーツは作ったことがない」という声があがったそうだが「やっぱり自分に合わせて作ってくださったので、しっくりきました。通気性も良く、着心地が良いんです。現場でもみなさんが褒めてくれて、嬉しかったです。それに白雪にとって戦闘モードになる服、ということで少しコスプレ気分も味わえました。ただヘルメットとラバーマスクは本当に息苦しくて!大変でしたね」と意外な苦労も教えてくれた。

 

 

最後に見どころを問うと「今回のドラマはファンタジーで、誰が見ても楽しめるおもちゃ箱のようなドラマになっています。同時に、白雪という女性が成長していく物語でもあるので、私自身も一緒に成長できていれば、と思います」とアピール。「とにかく、みんなで楽しく頑張った素敵なドラマになりました」と出来栄えに胸を張った。

 

ファンタジーの世界と山本美月

 

「美月さんにしかできないと思って頼んだ」と今回の起用を振り返った大橋氏。「今回の作品においては、生身の役者さんが演じると、どうしてもリアルではない瞬間もあるんです。でもアニメやイラストが得意で知識もあって良く咀嚼(そしゃく)している美月さんは『これはこういう世界なんだ』とこの世界観を飲み込んでくれるだろうと期待してました。そしてその通りに期待に応えてくれたんです」。

 

幼少の頃から妄想が大好きで、ファンタジーの世界を夢見ていたという山本だからこそ演じられた今回の役なのかもしれない。存在感のある華やかなルックスと安定した演技。そして周りを気遣い現場の空気を作る“主演力”。「何度か主役をやらせて頂いたことで、周りが見えるようになってきた」と語る彼女のこれからの挑戦も楽しみにしたい。