2013年11月4日(土)、9nine(ナイン)が、東京ディズニーリゾート舞浜アンフィシアターに登場、ワンマンライブ<9nine 2013 LIVE「be!be!be!-キミトムコウヘ-」>を開催、4000人の観客を魅了した。数多くの夏フェスをくぐり抜けてきた9nineによる久しぶりのワンマンは、アンコール3曲を含む全18曲で、昼・夜2公演を敢行、会場を素晴らしい多幸感で染め上げた。

この日、会場に入った瞬間目に飛び込んでくるのは、横に長く半円状に前に突き出たステージと扇形に広がるダイナミックな客席だ。新曲「Re:」の白い衣装で9nineが登場すると、熱気と共に歓声が湧き上がり、人気曲「Cross Over」からステージは幕を開けた。

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冒頭から最高潮の盛り上がりをみせ、一気に4曲連続披露。「流星のくちづけ」では、突然メンバーがステージから降り、客席内にある通路に置かれた5つのお立ち台の上で歌い、オーディエンスを熱狂させる。新たなダンスで目を引くスペシャルバージョンの「Just A 恋」、ステージの下から現れたスタンドマイクでパフォーマンスした「ダーリン、ダーリン」など、ワンマンライブならではの演出が、さらに会場を熱くする。

「9nineでーす!」という挨拶と自己紹介ののち、スクリーンを使った映像とのコラボレーションに突入。自己紹介ソング「9nine o'clock」では、映像がそれぞれのキャラクターを引き立たせ、会場に笑顔を咲かせていく。ダンスコーナーでは、真っ赤なエナメル衣装にチェンジし、スクリーンの映像に合わせた1人ずつのパフォーマンスが披露された。

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メンバーのダンスと映し出されたCG映像がコラボレーションを果たし、5人5様の新たな9nineの一面を垣間見せる。観客はすっかり釘付けだ。

2013年6月にリリースされた「Evolution No.9」ではクオリティの高い映像と照明で演出し、5人のパフォーマンスに厚みを増し、ミドルテンポの「koizora」では椅子を使っての落ち着いた演出を披露、安定した歌唱力とともにメンバーそれぞれの手書きメッセージがスクリーンに映しだされ、「このまま時間が止まればいいのに」といったメンバー自身の思いとともに、感動を揺り動かす時間が流れていった。

続いて黒の衣装にチェンジし披露したのはドラマ「リーガルハイ」のオープニングテーマにも起用されている新曲の「Re:(リ)」だ。そして「Romantic moon」「I am...」「少女トラベラー」といった低音の効いた楽曲を連続披露され、定番曲「SHINING☆STAR」では会場一体となって大合唱、本編最後は「colorful」で、高揚した気分のまま本編が終了した。

もちろん“ナイン”コールは鳴りやまない。

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アンコールでは「One Kiss」のイントロとともに、通路脇からメンバーが3台のトロッコに乗って登場。オーディエンスも気軽に参加できるダンスで圧巻のダンス会場と化し、「困惑コンフューズ」ではタオルを回しで素晴らしい一体感が生み出された。

最後に用意されたサプライズは新曲の登場だった。「今日初めて披露する曲です」と紹介された曲は、新曲「Re:」のカップリングとして収録されている「つづくつづく...」だ。スクリーンに映し出された歌詞とともに、振り付けなしで自由に歌い上げ、<今日は終わるけど 楽し過ぎたから 明日はもっといい日だ>と歌う曲に余韻を重ねながら、約2時間にわたる濃密なライブは幕を閉じた。