歌手の一青窈の名曲を基に作られた映画『ハナミズキ』が

8月21日(土)に公開初日を迎え、都内劇場で新垣結衣、

生田斗真、向井理と土井裕泰監督による舞台挨拶が

行われた。


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新垣さん演じる紗枝と、生田さん扮する康平の10年に

およぶ愛を描いた本作。新垣さんらが劇場後方の扉から

姿を現すと、客席は拍手と大歓声に包まれた。司会を

務めるTBSの赤荻歩アナウンサーが、本作が台湾、香港、

マカオ、タイで公開されることが決定したと伝えると再び会場

には拍手が沸きあがった。が…赤荻アナからキャスト陣への

「(映画で描かれる)遠距離恋愛というのは、海外でも

あるんでしょうか? 海外でどう受け止められるのでしょう?」

という、質問ともつぶやきともつかない微妙なフリに一同は

困惑。新垣さんは「言葉や文化の違いを越えて、受け入れ

ていただければと思いますけど…」と首をかしげながら回答。

生田さんは「超テキトーな質問だよ! ていうか調べろよ!」と

鋭いツッコミを入れ、向井さんも「そうですよね」と苦笑交じり

に頷き、会場は笑いに包まれた。

さらに、赤荻アナのむちゃぶりは続く。この場で生田さんと

向井さんに、それぞれが演じる康平と北見の紗枝への

セリフの再現をリクエスト。生田さんは「結婚しよう」となぜか

向井さんのセリフを借用し新垣さんにプロポーズ! 


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生田さんは「言ってみたかったんです。恥ずかしいですね」と

照れくさそうな表情。これに負けじと(?)、向井さんが本家

本元・北見の口調で「結婚しよう」と言うと、

新垣さんは「ありがとう、純一」と返し、映画を観終わった

ばかりの観客はナマのやりとりに大満足の様子だった。

監督からはハナミズキの花言葉である“返礼”の思いを

込めて、3人に花束がプレゼントされ、新垣さんは「胸を押さえ

ていないと、いろいろこみあげてきそう…」と感激の面持ち。

さらに、初日に集まった観客が、登壇陣への映画への“返礼”

として、サプライズで映画の基となった「ハナミズキ」の歌を

合唱でプレゼント。フルコーラスを歌い上げ、新垣さんは時折、

観客の歌声に合わせ一緒に口ずさみながら聴き入っており、

その目にはうっすらと光るものが。


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歌い終わると客席からは、事前に手渡されていたハナミズキ

の花をかたどったボードがひらひらと振られ、それを見た

新垣さんは「まさかフルコーラスとは…(笑)。撮影を通じて、

いろいろなきれいな景色などを見てきましたが、いまが一番、

きれいだと思います」と喜びを口にした。

向井さんも「こういう機会はあまりないことで、ここに立って

いられる幸せを感じています。『ありがとう』という

言葉はたった5文字ですが、すごいパワーを持った言葉

なんだなと思います」と感激をかみ締めた。