7月4日、東商ホールにて、映画『私の優しくない先輩』の公開前

特別プミレア試写会が行われ、ダブル主演の川島海荷、金田哲

(はんにゃ)、児玉絹世、山本寛監督が浴衣姿で登壇。目前に

迫った七夕にちなんで笹の葉に願いごとをささげた。

「ハデ目な色づかいで気に入ってます」というピンクの

かわいらしい浴衣で登場した川島は、初のラブコメ作品という

ことで、撮影前は緊張していたと言う。「ヘン顔のシーンが多い

のですが、とにかくリハーサルで自分の顔が動かないことに

気づいてあせりました。でも金田さんに顔芸を教わったりして、

だんだんと、表情が豊かになっていきました」と言うと、

会場からは金田にヘン顔を求める雰囲気に。ためらいを

見せながらも、金田はその要望に応えヘン顔を披露し、

会場内を和ませていた。

 また途中では、七夕にちなんで登壇者それぞれが、短冊に

願いを書いて、笹の葉につるしたのだが、川島が「花火大会に

浴衣で行く」と書いたことを披露すると、満面の笑顔で金田が

「やべぇ、それじゃあおれの願いと一緒にかなっちゃうね」と

“ウミたんとデートできますように”という願い事を川島に見せる

と「イヤイヤ困りますよ」とやわらかく完全否定!? していた。

 舞台あいさつ後に行われた囲み取材では、

初となるキスシーンに対し、川島は「とても不安で緊張したけど、

完成した映像を見たら、すてきなシーンになっていたので、

とてもよかったです」とさわやかに話すと、金田は「ぼくの方が

緊張しましたよ。本当に前日は予行演習を何度もしたし、

当日は歯磨き6回以上に、エアキスも何回もしたんですから」と

周囲を引かせる!? ようなコメントで川島の失笑を浴びていた。

 最後に川島が「この映画はただのラブコメじゃなく、

友情だったり家族愛だったりが描かれているすてきな映画です」

と力強くアピールすると、監督の山本も「若い世代に向けて

作った映画です。ぜひ多くの若者に見てほしい」と締めくくった。

 本作は、高校生の耶麻子(川島海荷)が、憧れの先輩に

気持ちを伝えることができず悩んでいるところを、苦手な

不破先輩(金田哲)に見つかり、強引に「告白大作戦」に

巻き込まれる姿を描いたキュートな青春ラブストーリー。

映画『私の優しくない先輩』は7月17日よりバルト9、

新宿武蔵野館ほか全国公開