川島海荷とお笑いコンビはんにゃの金田哲のフレッシュな
コンビが繰り広げるちょっと不思議な青春映画『私の優しく
ない先輩』の撮影現場が報道陣に公開され、川島と金田が
劇中さながらの掛け合いトークで映画について語った。
製作発表会見で初共演の川島のことを「海たん」となれなれしく
呼び、一方的に仲のよさをアピールして川島をドン引き?
させていた金田だが、その微妙な距離感は撮影が始まっても
あまり縮まっていないようだ。「僕が笑わそうと冗談言ったりすると、
キモいって言われて、さりげなく傷ついています。
後ろからバーンと突然ぶたれたり、JKのこわさを感じたり
しますね(笑)。まあ自分ではスキンシップだとポジティブに
とらえているんですけど」と15歳の川島のパワーに押され
実年齢は23歳の金田だが、映画では邪麻子の部活の先輩で、
常にテンションが高く「うざい、キモい、くさい」の三拍子そろった
暑苦しい男・不破を演じている。実際にこんな先輩がいたらどう
するか聞かれた川島は「近寄らないと思います(笑)。
不破はくさい以外は自分とほぼ同じ」と役にかなり愛着を持って
いた金田は「つまりおれを生理的に受けつけないってこと?」と、
またさりげなくショックを受けていた。さらに川島から「実際の
金田さんも青春真っただ中っぽいですよね」と言われ、
「青春真っただ中っぽい?」とどうツッコミしていいか計りかねて
いた金田。やはり8歳の年の差は大きいのか、イマイチかみ
だがこんな二人の関係は、そのまま劇中の邪麻子と不破
そのもの。金田は「僕と川島さんのほとんどアドリブみたいな
やり取りは期待してほしい」と自信をもって話していた。
作品の見どころについて川島は「最初はコメディータッチで
アニメのような感じなんですけど、主人公の心境の変化に
合わせてリアルな描写に変わっていって、最後は感動する
ストーリーになっています」とアピール。公開は来年夏と先なの
で「まだ詳しいストーリーは明かせない」と残念そうだった二人。
女子高生の揺れる心の内をアニメ出身の山本監督がどのよう
に映像化するのか、笑えてドキドキしてちょっとホロリとさせる、
不思議な青春映画になりそうだ。
本作は、九州の片隅にある小さな島に引っ越してきた
女子高生・西表邪麻子(川島)が、恋愛や友情、そして誰にも
言えない秘密に悩む姿を映画『涼宮ハルヒの憂鬱』などを
手がけたアニメ出身の山本寛監督がPOPなビジュアルセンス
で映画化するコメディー。
映画『私の優しくない先輩』は7月17日より新宿バルト9ほか
にて全国公開