今日、髪を切ってきました
美容室の待ち時間に女性週刊誌を読んでいたら、コロナワクチンの副反応の大きさを伝える記事とコロナの後遺症の怖さを伝える記事が載っていて、「この雑誌は結局何を言いたいんだろう?」
と思いました
障害者支援の仕事をしていると、「薬」の話は必ず出てきます。
自傷・他害があったとき、接し方や環境整備など「支援」でなんとかできればいいのですが、それで改善が見られなかった場合は「薬」の選択肢が出てきます。
もちろん向精神薬です。
「薬」に抵抗感を感じる家族は多いし、その気持ちはわかります。
発達障害の子供に薬を飲ませるのはダメ!
という意見があるのも分かります。
でも当人と日常の生活を送っていると、「薬」に頼らざるを得ない都合があるのもわかるのです。
薬を選択した、あるお母さんが言ってました。
「息子にとってストレスがない生活に変えるよう言われるけど、うちの子はあの子だけじゃないの。家族全員に我慢させる生活なんて送れないの」
喜んで薬を飲ませる家族なんていません。
環境を整えるにも限界があるから薬の力を借りるのです。
話は変わりますが、今の若い人はダイオキシンって知っているのかな?
DDTとか、サッカリンとか(笑)
科学技術の中で生まれた「毒」はたくさんあります。
最初は「便利」「画期的」といわれ、のちに毒性がわかったものもあります。
毒性を指摘するのは大切ですが、そういう化学物質を「悪者」扱いするのはどうかな?
と個人的に思います。
だって、私たちは少なからずその恩恵を受けているのですから。
便利だと思ったら毒性があった。じゃあ規制しよう。改善しよう。
被害者にはちゃんと保障しよう。
それでいいはずなのに、声高らかに非難するのが好きな人はいつの時代にもいます。
最近ニュースでは、ウクライナのことを報道しています。
自分の生きている時代に戦争が起こったことを、悲劇的に捉える人もいますが、ちょっと待ってください。
戦争がない時代なんてないのです。
ずっと世界のどこかで戦争は起きています。
シリア内戦やパレスチナ、イラク戦争、ルワンダ危機など。
いつでもニュースで戦争報道はあったはずなのに、なぜか今回のウクライナのことだけ反応する人が多いです。
なぜ?
中東やアフリカはいつも戦争してるから、いいや。
ということ?
アラブ人やアフリカ人の戦争よりも、欧米人の戦争の方がショックなんでしょうか?
話があちこちに飛びましたが、私が思うことは、この世界に生きている限り「毒」とか「悪」と無関係には生きられないということです。
毒も悪も善も何もかも、私たちの一部です。
障害の世界も、きれいごとだけでは何もできません。
障害の種別によっては、重くなると自傷・他害は当たり前です。
それに対応するのは生身の人間。もちろん障害のある当人も生身の人間です。
薬を使ったり、環境を変えたり、時には拘束したりしながら、限られた資源(人材や予算や設備)で工夫しながら試行錯誤するのです。
でも自傷・他害のある人は、笑うととても可愛いことがあります。
問題行動も可愛さも、どちらも常識の枠外。
それが私はとても好きなので、障害者支援の仕事を続けていきたいと思っています。
そんなことを考えるとき、「毒を食らわば皿まで」という言葉が浮かぶことがあります。
いいことも悪いことも、どちらも丸ごと飲み込みたい。
私にとって「生きる」とはそういうことかもしれません。
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