こんにちはサイト運営者の健です。
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そもそも、人はなぜ許せないのか。ある心理学者は、「あらゆる心理は、
私たちが幸せになるために必要だから存在しているのです」とやさしく諭す。
そう、人間の喜怒哀楽は自然なことで、許せないという感情が
込み上げてくるのは、自分の心が自分自身のものであるという
証拠でもあるのです
ただし、気を付けなければならないのは、許せない感情だけに
とらわれてしまっている場合。その思いは「非常にパワフルで、
エネルギーも時間もものすごく消費します」と、氏は指摘する。
誰かを許せないという感情が芽生えたとき、考えたくもない
のに四六時中その思いが頭の中をグルグル回った経験を、
誰しも味わったことがあるだろう。
じつは、この状況を心理学では「反すう」と呼ぶ。
こうなると怖いのが、とにかく自分にとっての嫌な感情が
「世界のすべて」のようにみえてしまうこと。
地獄のような世界から抜け出そうと、やがては
「自殺を選ぶ」という可能性にもなりかねないという。
理不尽な相手に出くわしたら、「逃げるが勝ち」
許せない感情が人にどのような影響を与えるのかは、わかった。
しかし、その思いが込み上げてくるという状況には、さまざまな
理由がある。
例えば、相手が自分に対して理不尽な態度をとってきた場合には、
その感情を手放せといわれても一筋縄ではいかないかもしれない。
しかし、そんな相手に対して「まともにバトルをしても、無意味です」
と、氏は断言する。
では、どうするべきかといえば、それまでの気持ちをグッとこらえて
「感謝の態度」を示すことが役立つという。
大切にするべきなのは“自分の”人生や時間であって、理不尽な
相手に出くわした場合にそれと向き合っていることは無意味だ。
それならばいっそ「逃げるが勝ち」を決め込み、その場しのぎ
でもかまわないので、感謝で攻撃をかわして違う何かに
目を向けた方が得。損をせずに生きるためには、欠かせない
心がまえでしょう。
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