数年前の話しです。
旅行に行った際にある漁港近くの民宿に泊まりました。
朝、漁港で魚の水揚げがあるというので早起きをして見学に行きました。
漁港は活気に満ち満ちていて、男も女もみんな威勢のいい人ばかりでした。
その朝は大量だったようで数え切れないくらいの魚が水揚げされていました。
私は邪魔にならないよう見学していると、あるひとりの漁港で忙しそうら働くオジさんと目が合いました。
するとそのオジさんは私に向かい「お前、そこの箱に魚を入れて持って行け!」と言うのです。
私は呆気にとられましたが、すぐに思い立ち、近くにあった箱に魚を何匹も入れました。
「お金は幾らですか?」とそのオジさんに尋ねると
「そんなもんいいから持って行け!」と言われてしまいました。
こうして、私は思いがけず沢山のアジをお土産に貰って買えることになったのでした。
本当にキップの良いオジさんでした。