(GWの旅行の続き) ロンドン2日目。この日はまず、朝からロンドンの南西部にあるリッチモンドに行きました。広大な公園を擁する、ロンドンでも有数の高級住宅街です。そのリッチモンド・パークを目指して、散策しました。

 

 

 

 

(写真)駅前には非常に雰囲気のあるタバーンが!

 

 

 

 

 

(写真)途中にあるリッチモンド・グリーン。ここもかなりの広さがありますが、リッチモンド・パークに比べれば可愛いものです。見事な藤の家がありました。

 

 

 

 

(写真)この辺りから坂を登っていきます。お子さんと歩いたり、ベビーカーに乗せて散歩する上品な雰囲気のマダムに次々とすれ違いました。確かに高級住宅地という印象を持ちます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(写真)ここのリッチモンド・ヒルからのテムズ河の眺めが素晴らしい、と地球の歩き方に書いてありましたが、正にその通り!高台からのテムズ河の見晴らしが最高!風景画を描きたくなる心境に。

 

 

 

途中の高台からの眺めも楽しみながら、ようやくリッチモンド・パークに到着しました。ハムステッド・ヒースも広かったですが、こちらもめっちゃ広い!(笑)

 

 

 

 

(写真)リッチモンド・パークの入口とそばにあったおしゃれな街灯

 

 

 

 

 

(写真)広大なリッチモンド・パーク!1枚目の写真では、自然の道なき道の中を走って行く男性が小さいですが中央に。これはクロスカントリーでは勝てませんね(笑)。

 

 

 

 

(写真)リッチモンド・パークには数百頭の鹿が放し飼いになっているそうですが、こんなに広いと見つけるのは大変そう…。鹿は奈良に見に行った方が良さそうです。昨日(5月26日)に奇しくも蘇我入鹿も登場する奈良の大化の改新を舞台とした文楽を観たのも、何かつながりを感じます。

 

 

 

リッチモンド・パークは面積が900ha以上もある広大な公園です。この日は中を歩き回る時間もないし、きっとハムステッド・ヒースの二の舞で迷うので(笑)、入口の周辺を散策して、早めに切り上げました。時間があったら、一日がかりで散策するような場所だと思います。

 

 

ところで何で私がリッチモンドに行ったのか、その理由が分かる方はいますか?ロックが好きな方はミック・ジャガーの家があるから、とおっしゃるかも知れませんが、そうではありません。

 

それはフリードリッヒ・フォン・フロトーのオペラ「マルタ」の舞台がリッチモンドだから、なんです。「リッチモンドの定期市」という副題もあるこのオペラ、2008年のウィーン・フォルクスオーパーの来日公演の演目でしたが、とても楽しい舞台だったので、いつかリッチモンドに行ってみたかったんです。

 

マルタは名作で素敵な歌が沢山ありますが、私は第1幕で歌われる、リッチモンドの市で、メイドさんとして就職希望の娘さんたちが、入れ替わり立ち替わり自分をアピールする、コミカルで楽しい歌が大好きです。リッチモンドを歩いている途中、その旋律がぐるぐる回って、とても楽しい散策となりました。(続く)