3月に続いて、田中真由美さんのライヴを聴きに行きました。3月はジャズでしたが、今晩は古き良きアメリカの歌が中心のライヴです。
田中真由美 with スーパー・ジャズ・ストリングス
(THE GLEE)
ヴォーカル:田中真由美
チェロ:平山織絵
ヴァイオリン:maiko
ヴァイオリン:クラッシャー木村
ヴィオラ:田中詩織
ギター:田辺充邦
(参考)2018.3.20 田中真由美さんのジャズ・コンサート DESERT ROSE
https://ameblo.jp/franz2013/entry-12362018125.html
田中真由美さんは英語のお仕事もされながら、ジャズのライヴ活動をされている、素敵な歌姫です。アメブロを通じて、その存在を知り、聴きに行くのは2回目です。今回はスーパー・ジャズ・ストリングス(SJS)という、ジャズを演奏する女性の弦楽カルテットとの競演、非常に楽しみです。
会場は神楽坂のTHE GLEEというライヴハウス。普段クラシックばかり聴いていると気付きませんが、本当にいろいろなところにライヴハウスがあるんですね!いい感じの空間、音もとても良かったです。ジャズだけでなく、クラシックの方も出ているようで、何と指揮者の佐渡裕さんの写真もありました!
曲目は前半がOne Note Samba、Sippin at Bells、Again、Jonny Angel、The Look of Love、True Love、Moonlight Serenadeです。
冒頭はSJSによる弦楽四重奏によるボサノバ。とてもいい感じの曲です。チェロがジャズでのベースのように、弦を指で弾(はじ)いてリズムを作ります。ヴィオラのソロが聴かれましたが、クラシックだとなかなか聴く機会のないヴィオラのソロ、とても印象的でした。
3曲目からいよいよ田中真由美さんの登場です。紫の歌姫のようなゴージャスな雰囲気で登場。う~ん、やはり田中真由美さんの歌はセクシーでキュート、めちゃめちゃいい!非常に魅了されましたが、特に、The Look of Loveのチェロのソロとの掛け合い、Moonlight Serenadeのヴィオラのソロとの掛け合いが特に良かったです。
maikoさんとクラッシャー木村さんのヴァイオリンは、クラシックのように第1、第2、という感じでなく、お二人ともばんばんソロを弾かれて印象的でした。田辺充邦さんのギターがしっかり下支えしますが、麗しい5人の女性陣の保護者のようにも見えました(笑)。
後半はShenandoah、Crystal、I Only Have Eyes for You、Crazy、The Good Life、Fever、One Boy、そしてアンコールがThe End of the Worldです。
1曲目と2曲目は再び弦楽四重奏。どちらも素敵な曲でしたが、チェロの平山織絵さんがアレンジをされているそうです。チェロをこのクオリティで演奏されるだけでも凄いのに、作曲・編曲もされるとは、本当に多才ですね!めっちゃ尊敬です。
3曲目から再び田中真由美さんの歌。特に、弦を弾く音と歌とのコラボレーションがいい感じのCrazy、やはりヴィオラのソロに魅せられたGood Lifeがとても良かったです。ヴィオラの田中詩織さんの雰囲気のある素晴らしい演奏、そして田中真由美さんのちょいハスキーな歌声にピタッと合っていたこともありますが、私、ヴィオラの音がかなり好きかも知れません。
3月に桜木町で聴いた時は、ピアノとテナーサックスとの共演でしたが、今回は弦楽四重奏。同じ曲も歌われましたが、印象がかなり異なります。私はクラシック音楽をメインに聴いているので、聴き慣れているのは今回の方ですが、どちらもそれぞれの良さや味わいがある、としか言いようがありません。一言で言えば、どちらもただただ素晴らしい!
何度聴いても魅了される田中真由美さんの歌と、スーパー・ジャズ・ストリングスの素晴らしい演奏を、I.W.ハーパー12年と楽しんで、もう極上の3時間でした!田中真由美さん、今回も素敵なライヴを本当にありがとうございました!ぜひまた聴きに伺えればと思います。引き続き応援しています!
(写真)前回記事とかぶりますが、今回のライヴでメインで歌われたアルバム。古き良きアメリカの歌とバーボンが、これまた非常に合うのです。今年はバーボンも覚えられて、いろいろと実りある一年になりそう。