素晴らしかったタンペレ・フィルのシベリウス。金曜日なのでアフターでフィンランドのお酒を飲みに行きました。

 

 

 

(写真)フィンランディア(フィンランドのウォッカ)

 

フィンランドのお酒はビールやロンケロ、ベリーのワイン・リキュールなどいろいろありますが、ここは代表的なところでウォッカのフィンランディアにしました。

 

私が激戦区だった5月19日(金)のコンサートでタンペレ・フィルの公演を選んだのは、フィンランドのオケだからですが、もう1つ重要な理由がありました。プログラムにシベリウス/交響詩「フィンランディア」があったからです。

 

今年はフィンランド独立100周年ですが、東京の今後のコンサートの演目を見てみると、どうもフィンランディアが入っているプログラムが見当たりません。アマチュアの方のオケの公演までつぶさに調べれば出てくるかも知れませんが、この記念すべき年に、フィンランドに深い敬意と大いなる愛着を持つ者として、フィンランディアを聴かないということが果たしてあり得るんだろうか?と思ったからです。ましてやフィンランドのオケによるフィンランディア。選択に全く迷いはありませんでした。

 

そうであれば、アフターで飲むべきお酒はずばりフィンランディア。要するに、この組み合わせを一度やってみたかったんです(笑)。

 

このフィンランディア、特徴はピュアな味わいです。ロシアのウォッカもいろいろ飲んで、それぞれに良さがあることが分かりますが、このフィンランディアはとにかく純粋な、混じりけのない、ピュアな美味しさ、甘さがポイントです。

 

このウォッカを飲むと、私は交響詩「フィンランディア」の第2主題を思い出します。純粋で、優しさを持ちながら力強い意思を感じる、フィンランドの第2の国歌と言われている音楽。管弦楽ももちろん素晴らしいのですが、特に合唱の方。真摯で純粋な歌声に、このフィンランディアの味わいが非常に合うような気がします。

 

フィンランド独立100周年を祝いつつ、フィンランドの平和とますますの発展を祈って、グラスを傾けました。