この日はドレスデンから列車で1時間ちょっとのライプツィヒに移動しました。ライプツィヒはR.シュトラウスの足跡を、というよりは生誕地でもあるワーグナーのまちです。



(写真)ワーグナーの生家跡とプレート。ワーグナーはここで1813年に生まれました。


(写真)ワーグナー像。2013年の生誕200周年に創られた時、「後ろの影はナチスに利用された負のイメージを示している」というような報道もあり物議を醸しましたが、実際に見て私は「将来巨匠へと成長した影」というライプツィヒ観光局HPの説明の方が正しいと思いました。台座左側の彫刻でジークフリートの大蛇退治を恐る恐る覗き見するミーメの表情がいい味出しています(笑)。


(写真)ライプツィヒ歌劇場の後ろの公園にあるワーグナーの胸像。


(写真)ニコライ教会。毎月曜の祈とう集会が民主化要求デモへと発展、1989年のベルリンの壁崩壊の大きな第一歩となったそうです。2014年はベルリンの壁崩壊25周年でしたね。


(写真)旧ニコライ学校。ワーグナーの通った学校です。地下にはワーグナーの展示室もあります。


(写真)マルクトに面する王侯館。ワーグナーはここで敬愛する叔父アードルフ・ワーグナーから様々な文学作品を教わりました。


(写真)ゲヴァントハウス跡のプレート。今のゲヴァントハウスの前はここにありました。ワーグナーはここでベートーベンの交響曲に触れ、自らの作品も発表しています。


(写真)聖トーマス教会。言わずと知れたバッハの活躍したバッハで有名な教会(バッハのお墓があり教会前にバッハ像)ですが、ワーグナーもここで洗礼を受けています。また、トーマス・カントルだったバッハの後継者テオドール・ヴァインリヒから作曲の教えを受けました。


(写真)この日もめちゃ寒かったのでワーグナーも常連だったカフェ・バウムで少し温まりました。ここがきっかけでバッハはコーヒー・カンタータを書き、シューマンも度々食事に来ていたため「シューマンエッケ」というコーナーがあります。ビールはゴーゼというライプツィヒならではのもの。


今回はワーグナーをテーマにしてライプツィヒを周りましたが、バッハ、メンデルスゾーン、シューマン、クララ・シューマンなどライプツィヒは音楽家の名所に溢れる素晴らしいまちです。