昨日はトリノ王立歌劇場の素晴らしい仮面舞踏会を観ることができました。ヴェルディのオペラを観ると、どうしてもその後にイタリア・ワインが飲みたくなります。

 と言うことで、帰り路にイタリア料理のレストランに寄りました。ワインは素晴らしい演奏だったトリノ王立歌劇場に敬意を表して、ピエモンテ州を代表するワイン、バルバレスコを。造り手は定評のあるGAJA、ヴィンテージは1990です。

 既に23年経っているので、グレート・ヴィンテージの1990年でも大丈夫かな?と開けるまでは不安でしたが、十分に持っていて大変美味しくいただきました。香りは始めは穏やかでしたが、途中からマルゴー村のような甘いミルクの香り、その後は重厚なボルドーの香りと、捉えどころがなく様々な印象を持ちます。味は大変円やかかつ複雑な味わいで、何となく良く熟成したローヌを連想しました。過去に熟成させたネッビオーロを飲んだ際には、雰囲気はあるものの、酸っぱさが前面に出て難しい印象を持ちましたが、今回は酸もほとんど感じません。肉料理や重めのパスタにもよく合いました。

 素晴らしい演奏だったトリノ王立歌劇場に敬意を表しつつ、杯を重ねました。ピエモンテ州、万歳!



ピアノ好き生活