バイロイトから始まりザルツブルクを経て、各地を周った今回の旅も最終日。楽しかったメルビッシュから一夜明けて、今日はウィーンでゆっくり…、ではなく、今朝は再びザルツブルク方面に鉄道で向かいます。とは言っても、行先はザルツブルクではなく、ウィーンからAttnang-Puchheimで乗り換え、バート・イシュルを目指します。

 バート・イシュルはオーストリア皇帝フランツ・ヨーゼフがほとんど毎夏を過ごした温泉保養地。ヨハン・シュトラウス、ブラームスなどの音楽家もここで夏を過ごしています。

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     (写真)温泉プールやサウナのあるザルツカンマーグート・テルメ

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              (写真)バート・イシュルの目抜き通り

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              (写真)温泉水が飲めるトリンクハレ

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              (写真)トラウン川の素晴らしい風景

 まちを歩き始めたところ、何やら青い軍服のオーストリア将校を始め、正装された方がちらほら見受けられ、ただならぬ雰囲気。どうやら、仮装大会のイベントの日だったようで、皇帝フランツ・ヨーゼフⅠ世やエリーザベト皇妃に扮した方もいらっしゃいました。

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      (写真)馬車に乗る皇帝フランツ・ヨーゼフⅠ世とエリーザベト皇妃
           (後ろ姿。ケッヒャートの髪飾りも!)

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   (写真)カフェで寛ぎ中に観光客の謁見?を受ける皇帝フランツ・ヨーゼフⅠ世


 ひと通りまちを歩いたので、レハールヴィラへ。ここはレハールが後半生を暮した家で、ほぼ当時のまま残されているとのことで、レハールが好きな方は必見です。オリジナルのスコアや他の作曲家との交流、記念に贈呈された家具、おしゃれだったレハールのバスルームなど、大変見応えのある内容でした。

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                  (写真)レハールヴィラ

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           (写真)クーアハウスの公園にあるレハール像


 ところで、せっかく2時間半かけてウィーンに行ったのに、なぜゆえにまたザルツブルク近郊のバート・イシュルにとんぼ返りで戻ったのか?その訳は次回に。