今日はピアノの練習の後、夜に六本木方面のレストランで友人とフランス料理を楽しんできました。

ブルゴーニュの赤ワインを1本持ち込みました。Comte Georges de Vogueの1999年のChambolle-Musignyです。暑い夏場を迎え、何か涼しげな赤ワインを飲みたいなと思い、選択しました。ただ、このワイン、どうやら通常のChambolle-Musignyの村名ワインとは違う雰囲気を醸し出しているようで…。

飲んでみると、たおやかな香りがして、果実味が十分に残っていて、でも、そこそこ熟成していてこなれていて、若いブルゴーニュに感じられるパツンパツンな雰囲気はなく、十分に今楽しめるワインでした。飲むほどに奥深い世界が広がり、いつまでもこの繊細なワインとのやりとりを楽しみ尽くしたい、そんな感じの魅力的なワインでした。ボン!と力強い香りのブルゴーニュもいいですが、チャーミングで安心して楽しめる、でもそれだけではない、そんなどこか奥ゆかしいワインだと思いました。料理(鴨をいただきました)のパートナーとして抜群に合ったことは言うまでもありません。

このワインは10年くらい前にVogueの試飲会に参加した時に入手したもので(ボトルにサインもいただきました)、正直なところブルゴーニュのワインはあまりよく分からないので何気なく購入したものですが、こうして月日が経ち美味しくいただけて、感慨深いものがあります。ワインって本当に凄いですね。


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