という映画を先日見ました。

僕は映画を見るのが趣味で、暇さえあればいろんな映画を見ているのですが、
特にゲイ映画となれば、自分でも気持ち悪いくらい感情移入してしまうので、色々探してきては見漁っています。

彼の見つめる先に。
とにかく良かったです。

あらすじ(ネット検索)

目の見えない少年レオは、ちょっと過保護な両親と、優しいおばあちゃん、いつもそばにいてくれる幼なじみのジョヴァンナに囲まれて、はじめてのキスと留学を夢見るごく普通の高校生。でも何にでも心配ばかりしてくる両親が最近ちょっと鬱陶しい。ある日、クラスに転校生のガブリエルがやってきた。レオとジョヴァンナは、目が見えないことをからかったりしない彼と自然に親しくなっていく。レオはガブリエルと一緒に過ごす時間の中で、映画館に行ったり自転車に乗ってみたり、今まで経験したことのない新しい世界を知っていくのだが、やがてレオとガブリエル、ジョヴァンナ、それぞれの気持ちに変化がやってきて…。



目の見えない高校生と転校生の恋模様と、思春期真っ只中のビミョーな人との距離感とビミョーな駆け引きを上手く描いた作品でした。

シャワーを浴びるレオを、目が見えない事をいいことにガン見して興奮しているガブリエルや、ガブリエルが忘れていったパーカーの匂いを嗅ぎながら興奮しちゃうレオなど、
僕の学生時代にも経験ある描写も多々あり、こんなキレイに上手くいかねーだろとツッコミつつも、ドキドキキュンキュンしながら見ていました。

とにかく、レオが可愛い。
顔がかわいい。笑顔がかわいい。

目が見えないことを重く悲観するわけでもなく、いじめにも屈せず、ただひたすらに自分に素直にいようとする姿勢。

そして、目が見えなくても、一個人として叱ったり諭したりしてくれる仲間や家族の存在の大きさ。

ただのゲイを取り扱った映画ではなく、もっとたくさんの事を教えてもらえた作品でした。

ブラジルの映画は何作か見ましたが、南米ならではのギャングや格差などの重い題材が多い中、とてもさわやかな心温まる青春映画でした。