・`ω・) カトリックのお作法に地域差はあるのか | ・`ω・) 役に立たない!カトリックまめ知識 & 雑学のblog

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カトリック信徒以外の方々が、カトリックに対する素朴な疑問を解消することを目的として雑学やマメ知識を公開しています。たまにカトリックに無関係なことも書きます。

カトリックのミサは世界全土どこに行っても、
地域性や民族性が反映されることなく、
同じ進行&同じお作法です。

よって、外国でミサに預かっても、
(ミサに参加する事を動詞で預かると言います)
使用言語が違うだけで、言っている内容や、
やっていることは全く同じですし、それゆえ、
現地語の全てが聞き取れなかったとしても、
いま何が行われているかは、だいたい解ります。

さて、今日はこの話をもう一段掘り下げまして、
ミサにおける地域差は
微塵たりともないのか?と聞かれると、
実はちょーっとだけあるんです。

よって今回は、ミサのお作法の地域差について、
僕が経験した点を2点、お話しします。

◯祭壇に向かって…
・日本では、お辞儀する。
・諸外国では、ひざまづく。

これは言われてみれば
ご納得いただけると思います。
お辞儀は主に、アジアの文化ですからね。

ちなみに、外国人が日本の教会で
・郷に入りては…で、お辞儀するか
・我を通してひざまづくか
は、人それぞれです。

僕は教会で外国人を見かけるとつい、
「あの人はどっちなのかな…」
なんて、
面白がって観察してしまいます。
(面白がってゴメンナサイ)

◯「平和の挨拶」(※)で…
・日本では、両者で会釈。
・海外では、握手。

(※)ミサの途中で行われる典礼のひとつ。
周囲の信徒同士で互いに、
「主の平和」と声をかけあう。

僕は18歳の時に初めて、
外国でミサに預かったのですが、
(ちなみにニュージーランドでした)
平和の挨拶が始まると、
Peace of the Lord with you
と言いながら、
あちらこちらから握手を求める手が
伸びてきたことに戸惑いました。

しかも日本だったら、
周囲の数人と挨拶を交わして1分足らずで
平和の挨拶の時間は終わりますが、
ニュージーランドでは何分も時間をとり、
自席を離れ聖堂内を歩き回ってまで、
多くの人と握手を交わすのが印象的でした。

手を伸ばしてきた人の中には、
お年頃の女子もいたわけで、
Shy Shy Japaneseな僕は、
二重にも三重にも戸惑ったり…。

さて、話を最初に戻しまして、
カトリックのミサのお作法について、
地域差が全くないのかと、
念を押して聞かれますと、実はあります。

とはいえ、その地域差とは、
表現方法としての地域差であって、
宗教の本質的な部分に地域差はない、
と言うのが答えでしょうか。